実機について |
1981年、テーカン(後のテクモ→現在のコーエーテクモゲームス)から登場した同社初のビデオゲーム。
元はアメリカのゲームメーカー、アムスターエレクトロニクス社が開発したシューティングゲーム
「フェニックス」(1980年の作品。日本国内での販売はタイトー)をベースにした製品である。
2人交互プレイ可能。
レバーで自機を左右移動、攻撃ボタンで連射可能なビーム砲を発射する。
ゲームは4つのパターンで構成されている。
- パターン1…地球上空に現れた敵エイリアンを迎撃する。
エイリアンは大きく円を描くような軌道で飛行し、体当たりや弾を発射して攻撃してくる。
更に時折、地上付近でバリケードの様な物体を設置して、こちらの攻撃を阻害する事がある。
エイリアンを一定数撃破すると、自機が宇宙に向けて飛び立つ。
- パターン2…宇宙空間で巨大スペースモンスターを撃退する。
スペースモンスターは左右に揺れながら拡大・縮小を繰り返し、激しい挙動で攻撃してくる。
胴体に直接攻撃を当てると一撃で破壊出来るが、左右の翼部分に弾を当ててから胴体に当てると高得点。
- パターン3…敵の巨大戦艦が出現。護衛のエイリアンを撃破しながら戦艦を破壊する。
戦艦の下部分に5箇所のハッチがあり、ハッチが開くとエイリアンが出現する。
- パターン4…地球へ帰還。基地への滑走路には障害物が点在しており、それらを避けながら中央のターゲットを目指す。
自機の挙動が通常と異なり、僅かに慣性が掛かる。滑走路上のフラッグに触れるとボーナスが加算される。
パターン4をクリア後は難易度が上昇したパターン1が始まり、以降は繰り返しとなる。
敵の攻撃やパターン4での障害物の接触などで、所有する自機を全て失うとゲームオーバー。
非常に古いゲームだが、2004年にプレイステーション2向けに発売された、同社のレトロゲーム集「テクモヒットパレード」に収録されている。
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