1972年にセガから登場。 
当時、国内でブームとなっていたボウリングをテーマとしたエレメカである。 
2人対戦プレイ可能。 
このゲームは1970年にアメリカのピンボールメーカー「Williams」が販売した「Mini-Bowl」をベースとしている。 
筐体も標準的なピンボールとほぼ同じ寸法である。 
内部にはミニチュアサイズのボウリングのレーンがあり、レーンの手前にはプレイヤーのフィギュアが配置されている。 
フィギュアの右横にはボールの排出口がある。レーンの奥には10本のミニチュアのピンが配置される。 
筐体上部には2人分のスコアと10フレームの表示板があり、操作盤には矢印型のダイヤルと大きなボタンがある 
ダイヤルを左右に回してフィギュアの向きを調整して(レーン上を左右に移動する事は出来ない)、 
フィギュアを任意の位置に合わせてからボタンを押すと、実際にフィギュアの腕が動いてボールを転がす。 
レーン奥にあるピンにボールが命中すると、当たったピンが上に跳ね上がる。 
ピンは太い糸で上部に繋がっており、次フレームに移行すると速やかに元の配置にセットされる。 
投げたボールは排出口からフィギュアの手元に届けられ、そのままゲームを続行する。 
ゲームの進行やスコアの計算も実物と同様で、1フレーム内で2回投球・10フレーム目は最大3回の投球が可能。 
1投目で全てのピンを倒すと「ストライク」、2投目で全て倒すと「スペア」となる。 
レーンの両脇にある溝(ガター)にボールを落とすと0点である。 
  
【参考文献】
日本ゲーム博物館 所蔵品カタログVol.1〜「ゲーセンミュージアム」関連ガイドブック〜 
 
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