スカイターゲット

実機について

19XX年…
米空軍の極秘開発機XF/A-49「ホワイトソード」が最終のテスト飛行中、テストパイロットによって強奪された。
調査の結果、テストパイロットは多国籍兵器製造企業「デルダイン(DD)」の工作員だったと判明する。
極秘技術の集合体とも言えるXF/A-49の最高機密漏洩を防ぐため、
米空軍は「ホワイトソード」奪還を目的とする最新鋭機による4機の特別行動隊を組織した。
そして4機の出撃機に下った命令は「発見次第、ホワイトソードを破壊せよ!!」であった。
しかし、デルダインは独自に開発した超軽量合金を応用し、巨大かつ強力な兵器群で迎え撃ってきた!
想像を絶する敵の迎撃を潜り抜け、任務を遂行出来るのは果たして誰か…?


1995年、セガから登場した擬似3Dシューティングゲームである。
プレイヤーが操縦する戦闘機にF-14が登場し、専用筐体もコクピット型である等、
同社の体感ゲーム「アフターバーナー」の要素が見られるが、
同系統の作品である「G-LOC」「ストライクファイター」とも異なり、筐体は可動しない。
操作もバルカン砲の発射トリガーと、ミサイル発射ボタンが付いた操縦桿のみで、
速度調整用のスロットルレバーすら無く、機体のローリング等の特殊機動も無いシンプルな操作である。
グラフィックはポリゴン表示であるため、視点切替ボタンで好みの視点に切り替え可能になっている。

クレジット投入後、使用する機体を「F-14D」「F-15S/MTD」「F-16C」「ラファールM」の4機種から選択する。
それぞれの機体は僅かに挙動が異なるが、攻撃手段であるバルカン砲とミサイルは共通となっている。
出現する敵(主に航空機)は、殆どが世界各国の軍隊に実在する兵器をモデルとしている。
機体の直上に表示されている照準で敵をロックオンした瞬間にミサイルボタンを押すと、
ロックオンされた敵に向かってミサイルが発射される。バルカン砲・ミサイルは弾数制限が無い。
画面の右端に機体の耐久力を示すゲージがあり、敵の攻撃を受けると減少する。
自機のダメージが大きくなり、ゲージが0になると撃墜されゲームオーバーとなる。
ゲームオーバー直後にコンティニュー選択画面が表示され、追加クレジットを投入すると耐久力が回復してゲームに復帰出来る。
全12ステージ。ミッション2とミッション5にルート分岐があるため、実際には1プレイで7ステージ構成である。
ステージ末端には巨大ボスが登場する。制限時間内までにボスに攻撃を加え、画面上に現れる耐久力ゲージをゼロにすると撃破となる。
制限時間を超えると作戦失敗となり、ボスは逃走するが特にペナルティは無く、そのまま次ステージに進行する。
(ボス撃破ボーナスは貰えない)
最終ステージで最新鋭戦闘機「ホワイトソード」を撃墜するとエンディングとなる。

作品&戯言 「アフターバーナー」を筆頭に、作者が大好きなF-14戦闘機が活躍するセガの疑似3Dシューティングゲームは一通り遊んでますが、
レトロゲームを扱うゲーセンに入ると、未だにこのゲームの筐体を探し回るほど一番のお気に入りです。
道中は「アフターバーナー」シリーズの様に、実在の航空機が大挙して自機に襲いかかってきますが、
このゲームの一番の見どころは、ステージボスとして現れる様々な超巨大兵器でしょうね。
これらの巨大ボスは超軽量合金製という設定で、ケタ外れな大きさのボスが自機に押し迫ってくる姿は圧巻の一言です。
バトルシーンの演出も凝っていて、特に衛星レーザー砲が降り注ぐ中で「ホワイトソード」との最終決戦はイヤでも盛り上がりますよ(笑)

「アフターバーナー」や「ストライクファイター」の様なローリングも出来なければ、加速用のスロットルレバーすら無いシンプルなシステムですが、
バルカン砲もミサイルも撃ち放題で難易度もあまり高くなく、更に自機の耐久力も高いので1コインで割と長く楽しめます。


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