SPACE DUEL

実機について 1982年にATARIから登場した、1画面固定式シューティングゲームの一種である。
同社の「アステロイド」の流れを汲む作品で、ベクタースキャンによるワイヤーフレームグラフィックが特徴。
操作も「アステロイド」とほぼ同じで、全てボタンで行う。
2人協力プレイにも対応しており、同じ操作パネルが2つ用意されている。
コントロールパネルには、自機を左右に回転させる2つの「ローテート」ボタン、
同じく右側には、押し続けると自機を前進させる「スラスト」ボタンと、敵を攻撃する「ファイア」ボタン、
それら2組のボタンに挟まれる形で中央に「シールド」ボタンがある。
「シールド」ボタンは緊急回避用であり、ボタンを押すと機体の周りに約4秒間バリアを張る。

ゲームモードは以下の4種類から選択する。
「2人で別々に行動する通常の2人同時プレイ」「1人だけでゲームをプレイ」
「2機の自機がワイヤーで繋がったまま2人で操作する」「2機の自機がワイヤーで繋がったまま1人で操作する」
(2人プレイは別に追加料金が必要)

真っ黒な画面の中央に、楔の様な形をした小さな戦闘機が表示されている。
1プレイヤーは赤、2プレイヤーは緑の機体を操作する。
本作では小惑星に代わって歯車状の敵や星型・立方体など、画面の周囲から出現する幾何学的な物体を
自機のビーム砲で攻撃して破壊する。
「ローテート」ボタンで自機を任意の向きに回転させ、「スラスト」ボタンを押す長さを調整しながら前進させる。
スラストボタンを押し続けると自機は速度を上げて前進を続けるが、ボタンから離すと徐々に速度を落として最終的に停止する。
更に自機には慣性が働いており、急激に向きを変える事は出来ない。
なお、ゲーム画面は「閉じた宇宙空間」であるため、自機が画面端に達しても反対側から現れる。
同じ様に敵も画面外に撃ち逃すと反対側から現れる。
「ファイア」ボタンを押すと、自機の先端から連射可能なビーム砲が発射される。
大きい物体を破壊すると細かく割れて飛び散ってしまうが、この細かい破片を破壊すると高得点が得られる。
但し、物体同士が接触しても分裂・破壊されない。
分裂する物体以外に、破壊可能な弾を発射する敵も登場する。
画面内にある分裂する物体を全て破壊すると画面に光る枠が現れ、ボーナスレベルが始まる。
この光る枠から画面外へ出る事は出来ない。周囲から一斉に現れる小さな敵を全て破壊するとクリアだが、
自機が破壊されても強制的にクリアとなり、難易度の上昇した次のステージが始まる。


【参考資料】

ウィキペディア英語版
「Category:Atari arcade games」(https://en.wikipedia.org/wiki/Category:Atari_arcade_games)


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