A.D.2039年。
人類による宇宙開発が順調に進行していた。
しかし、その裏で原因不明の事故が相次いで発生。
地球連邦政府は、凄腕の宇宙海兵コマンドを派遣した。
そのコマンド達の前にSOSを発信している宇宙貨物船が出現。救出を急げ!
1990年、タイトーから登場した擬似3D式ガンシューティングゲームである。
専用アップライト筐体に2人分のガンコントローラーと、足元には移動変更用のフットスイッチが設置されている。
フルオート連射可能な武器や誤射してはならない人質の存在、更に2人協力プレイが可能になる等。
同社の「オペレーションサンダーボルト」(1988年)をベースとしている。
メイン画面の上に現在のスコア・制限時間・ステージ中で救出した人の数が表示される。
画面下には1プレイヤー・2プレイヤーの特殊弾の残数・武器のエネルギーゲージと残り体力、
中央にはレーダーが表示されている。
武器はエネルギー弾を撃つ光線銃で、凶悪なモンスターに立ち向かいながら宇宙船に取り残された人々を救出する。
光線銃はトリガーを引き続けると連射するが、撃つと画面下のエネルギーゲージが減少し、
更に撃ち続けてエネルギーゲージが尽きると連射が出来なくなる。
暫くトリガーから指を離すとエネルギーゲージは徐々に回復する。
通常のエネルギー弾の他に4種類の特殊弾も使用可能で、銃身を前後に動かす毎に切り替える。
ステージ中のプレイヤーの移動は他のガンシューティングの様に自動的に進行するが、
一部のステージには分岐点が現れ、画面上の矢印を撃つと任意の方向へ移動する。
更に足元のフットスイッチを踏み込むとプレイヤーは後退する。
フットスイッチを使いこなす事で敵の攻撃を回避したり、取り逃したアイテムや人質を回収する事も出来る。
2人協力プレイの場合は同時にフットスイッチを踏むと、後退するスピードが上がる。
但し、一部のステージはゲーム進行上、後退不可能な場所がある。
特殊弾は画面に表示されたアイテムを撃つ事で回収され、取得した数だけ使用する事が出来る。
【赤】火炎弾…敵を高熱の炎で燃やす。
【青】衝撃弾…衝撃波で敵を切り刻む。
【緑】爆弾…敵を爆破する。
【水色】冷凍弾…敵を凍らせる。
更に4種類のサポートアイテムがあり、特殊弾と同様に画面に表示されたアイテムを撃つ事で効果が発揮される。
【ライフ回復(赤)】…体力が3ポイント回復する。
【ライフ回復(黄)】…体力が全回復する。
【アーマー】…一定時間無敵になる。
【照準】…取得すると一定時間、画面内に照準が現れて狙いが付けやすくなる。
ステージ1・2・4・5中には、モンスター襲撃で脱出に間に合わず取り残された人々がいる。
ゲームはこの生存者を救出するのが目的であり、最低1人でも救出すればステージクリアとなるが、
救出者が0人のままステージクリアすると強制的にゲームオーバーになる。
更に生存者にも当たり判定があり、自弾が2回命中すると死亡してしまいプレイヤーもダメージを受けてしまう。
一部のステージには生存者に擬態しているモンスターも登場する。
プレイヤーの体力が全て無くなってもゲームオーバーである。
全7ステージ構成。最終ステージは宇宙船のコクピットでの戦闘となっている。
背景の宇宙船のコクピットにも当たり判定があり、敵を一掃するために特殊弾を使用するとコクピットにまでダメージが発生する。
出来るだけコクピットを破壊せずに全ての敵を倒すと、宇宙船から脱出してエンディングとなる。
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