スパイクアウト

実機について

"お前と組めば、きっと無敵だ!!"

アメリカのダウンタウン「ディーゼルタウン」では、やり場のない怒りを秘めた街の若きギャング達が
「チーム」と呼ばれる大小の集団を構成していた。
そんな中、突如出現した謎のチーム「インフェルノ」が圧倒的な力と人数、
かつ緻密に構成された戦略で、瞬く間に街を支配下に置いてしまう。

それでも最後まで抵抗を諦めなかったチームが発した"この街最強の4人"と言う言葉に、
強い不快感と闘志を覚えた"BIG BOSS"と呼ばれるインフェルノのリーダーは、
チーム「スパイク」を標的に"完全支配"を目論んだ。


1997年、セガから登場した疑似3Dアクションゲームである。
1人だけも楽しめるが、通信筐体であれば最大4人までの協力プレイも可能。
この作品ではプレイヤー1人につき筐体1台が割り当てられ、空いている筐体があれば途中参加も可能。
更に一般的な格闘ゲームの様な途中参加を拒否する機能は無いため、見ず知らずのプレイヤーも
腕前を気にする事無く気軽に参加が出来る。
筐体に別売の音響ユニットを接続すれば、左右の大型スピーカーとウーハー付きシートにより、
迫力あるバトルが楽しめる。

4人の主人公は、それぞれキャラクター固有の攻撃技を持つ。
方向レバー1本と以下の4個のボタンで操作する。
レバーで前後に移動。同じ方向に素早く入力するとキャラクターがダッシュする。

  • シフト(S)…押したままレバー入力で敵の方を向きながら移動する。
  • ビート(B)…攻撃。連打すると様々な攻撃が出せる。
  • チャージ(C)…押したままで画面上のチャージゲージが上昇し、溜めた量によって強力な攻撃が出せる。
  • ジャンプ(J)…キャラクターがジャンプする。
敵と体を密着させた状態でBボタンで掴み攻撃、同じくCボタンで相手を投げる。
CボタンとJボタンの同時押しでジャンプキック、Bボタンを連打してCボタンを押すと
強力な攻撃に繋がったり、ボタンを押すタイミングで攻撃技が変わるなど、
同社の「バーチャファイター」の様に、レバー入力と4つのボタンの組み合わせによって様々な攻撃が出せる。
自分のライフゲージの下に「スペシャル技」の回数表示がある。
B・C・Jボタンを同時押しでスペシャル技を出すと、多数の敵に囲まれるなどの危機的状況でも回避できる。
協力プレイであれば1人が敵を羽交い絞めにして、もう1人の味方がその敵を殴るなどの連携も可能。
更に特殊な入力で、プレイヤーのキャラクターが感謝したり謝罪する様な動作をする「アピール」が可能。

3ステージ・30エリア以上の広大な街中を舞台に、制限時間内までに規定数の敵を倒しながら進む。
ステージのボスを倒せば、残った敵を倒さなくても次ステージに進む。
道中にはライフ回復やスペシャル技回数追加のアイテム等もある。
更に道中に落ちている武器を拾って攻撃する事も出来る。
最終ステージに待ち受けるボス「ミカエル」を倒すとエンディングとなる。

2005年、続編「スパイクアウト バトルストリート」が登場。
前作から10年後のディーゼルタウンを舞台に、新たに「ネオインフェルノ」を立ち上げて
復活した「ミカエル」を再度倒すべく、スパイクの息子"ジュニア"を主人公として活躍する。


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