剣―TSURUGI―

実機について

時は永禄六年、神無月。
播磨国須麓城(はりまのくに すろくじょう)は突然の夜襲を受けた。
城主の嫡男芯乃介(しんのすけ)と幼い妹の八千代君は避難の為、警護と夜道を急いでいたが、
山賊達の襲撃で兄妹は離ればなれになってしまう。
芯乃介は、わずかに残ったお付きと共にいずこへと落ちのびたのだった…


2001年、コナミから登場。
同社が推進していたモーションキャプチャーシステムを使った剣技アクションゲーム。
加速度センサー搭載の刀型コントローラを持ち、画面に迫り来る敵をコントローラーを振って倒してゆく。
振り回した角度や振りの大きさをセンサーが検知して、刀が相手の体のどの部分を切ったかを即座に分析・判定する。
タイミングや振りの大きさで相手に与えるダメージも変化する。
足元にフットペダルがあり、遠い間合いの敵に対してこれを踏みながら攻撃すると、
相手の懐へ大きく踏み込んで攻撃出来る。但し乱用すると大きな隙が出来てしまう。
画面下の剣力ゲージを満たせば必殺技が発動する。
作品について&戯言 コナミが2000年初頭から力をいれていた、モーションキャプチャー搭載のゲーム筐体です。
2013年の春頃から兄弟機の「mocap BOXING」「POLICE24/7」「ボクシングマニア」と共に製作しました。
実は当初、作る予定が無かったんですが、少ない資料をつぶさに見ている内に
何とかなるかなぁと思いきってチャレンジしてみました。
モニター上の屋根瓦の表現は最後まで悩まされた部分で、結局スチレンボードを地道に削る事に…
両側のキャプチャー部分からぶら下がっているスクリーンは透明プラ板。
実機は草むらで刀を構える剣士のシルエットが描かれていますが、ミニチュアも黄色のポスターマーカーで
それっぽく描いてみました。

別館入り口に戻る