1982年にセガから登場した、同社初の疑似3Dシューティングゲームである。
前年に発売された「ターボ」と同じく、疑似3Dグラフィックの実験的な要素が強い。
コクピット型筐体には操縦桿と発射ボタン、速度調整用のスロットルレバーで構成される。
所定の料金を投入してスタートすると、奥行きのある画面に自機が表示される。
画面上部には制限時間を現す赤いゲージと、敵UFOの残機数の表示がある。
破壊不能の隕石が迫る宇宙空間や惑星表面・障害物が点在する要塞内部など、様々なステージが登場する。
敵UFOは編隊を組みながら、非常に複雑なパターンで高速移動するものが多い。
制限時間内までに前方から迫りくる敵UFOを一定数撃墜すると、残りタイムがボーナスとして加算され、次ステージに移行する。
4ステージ毎に敵の司令艦が出現する。司令艦は移動しながら次々とUFOを出撃させる。
周囲にある4つのエンジンを破壊した後、司令艦の本体に弾を撃ち込むことで破壊する事が出来る。
敵や敵弾、隕石・障害物に衝突するとミスになる。残機を全て失うとゲームオーバー。
当時としては驚異的とも言える疑似3Dグラフィックは、後に同社の大ヒット作品「スペースハリアー」に影響を与えたとされる。
【関連項目】
- チューブパニック(1984年)…ニチブツから登場した疑似3Dシューティングゲーム。
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