ee'MALL(周辺機器)

実機について 2003年登場。
コナミのネットワークサービス「e-AMUSEMENT」対応のデジタルショッピングシミュレーションゲームである。
筐体デザイン・カラーは、同時期に稼動していた「ポップンミュージック9」に準拠したような姿である。
そのため「ポップンミュージック」筐体と共に設置されていた店舗が多いが、BEMANIシリーズの筐体ではない。
操作部分は左にダイアル・中央に液晶画面付きキーパッド・右に2つのボタンで構成。
モニターの右下にカードリーダーが付いている。
「e-AMUSEMENT」対応エントリーカードを購入し、専用サイトで「KONAMI ID」を取得・登録して、
「ee'MALL」対応ゲーム機(BEMANIシリーズ以外にも対応するゲーム機がある)をプレイする。
タイトルに有るように、仮想空間に存在する商店街が舞台。
プレイ回数に応じて蓄積したポイントを「ee'MALL」で消費することによって、通常ではプレイ出来ない専用曲や
「ポップンミュージック」のキャラクターの着せ替え用グッズを『店で購入』という形で手に入れられる。
スコアによってポイントを獲得出来るミニゲームも用意されている。
また、この筐体を介して別のプレイヤーに電子メールが送ることも出来る等、コミュニケーションツールとしても活用されていた。

ポイントが他店舗の「ee'MALL」に反映されない等、やや不便な部分があり、2003年12月に「2nd avenue」にアップグレードされたものの、
2006年5月を持ってサービス終了となった。
しかし、隠し曲の入手やゲームのカスタマイズ・インターネットを通じたプレイヤー同士の交流など、
このゲームで培われたシステムは形を変えながらも、現在の「e-AMUSEMENT GATE」に引き継がれている。

なお「ee'MALL」限定で収録されていたBEMANI曲の一部は、後に登場した業務用・家庭用BEMANIシリーズの
「ポップンミュージック」「ギターフリークス」「ドラムマニア」各シリーズ等で演奏可能。

模型について 非常に小さい筐体ですが、意外に線が太くドッシリとしたデザインです。
いつものようにプラ板で組み立てるとなると構造が複雑になりそうだし、かと言って、
これをプラ板積層を削ってではちょっと大変なことになるので、
(削り粉が飛ぶわ、指が痛いわ…)
今回は5mmスチレンボード(タミヤ)を使用してみました。
今までの作品にも一部分に採用していましたが、筐体全部をこれで作るのは今回が初めてです。
弱点は接着剤に弱いこと。ヘタすると溶けてしまいます。
そのため、ある程度溶けることを想定して材料を大きめにカットして
大まかな筐体の形に組み立てて一晩置いた後、カッターとヤスリで形を整えています。

画像とマーキーは、手描きで済ませています。

戯言 当時、立ち寄ったゲームセンターで「ポップンミュージック」の隣に置いてあるのを見かけましたが、
この頃は「キーボードマニア」が軒並み撤去されて、ゲーセンから足が遠のいていた時期だったため、
実際に「ee'MALL」筐体を見たのはこの時だけです。

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