1998年、コナミから登場。
同年に日本国内に登場した、バス釣りシミュレーションゲーム「バスアングラー」の海外版である。
専用アップライト筐体に付属した、リール型コントローラーで操作する。
コントローラーには振動機能が付いており、獲物が針に掛かるとその大きさに応じて振動する。
リールのハンドルも、獲物の引き具合に応じて重さが変わる。
状況によってコントローラーの付け根のボタンを押して、ライン(糸)を緩める。
筐体には別のボタンがあり、ゲームモードの決定やキャスティング(ルアーを投げる)に使用する。
因みに「バスアングラー」(以下「国内版」)では、同社の「ウィンディ」等のミディ筐体に専用コントローラーを取り付ける。
3種類のゲームモードから選択する。
- 【BEGINNER】…LAKE PARADISE(国内版は「入喰湖」)で釣りを行う。プレイ中にゲームの説明が表示される。
- 【TRAINING】…3種類の湖「HUDLER CHAIN」「LAKE HOWELL」「LAKE RAIMIER」から選択する。
(それぞれ、国内版の「琵琶湖」「河口湖」「霞ヶ浦」の地形を、ほぼそのまま使用している)
- 【TOURNAMENT】…上記の湖で行われる大会を転戦しながら進める。
釣りをする湖を選択後、湖に点在するキャスティングポイントを選択する。
時間・天候・季節によって、釣果に大きな影響を与える。
使用するルアーは、「ポッパー」や「ワーム」「シャークベイト」など7種類が登場。
更に各ルアーに4パターンの模様が用意されており、コントローラー動かして好みのルアーを選択する。
ルアーは実物と同様に水中で独特の動きを見せるため、状況に応じて使い分けが必要になる。
キャスティングポイントとルアーを決定後、疑似3D表示によるフィールド画面に変わる。
プレイヤーが水面に向いて立っている右側にある、ブルーのゲージはルアーが沈んでいる深さを表し、
その隣の大きなゲージは、ラインのテンション(引きの強さ)を表している。
水面に映る魚影に狙いを定めて、コントローラーでルアーを投げる方向を決めてボタンで投げる。
キャスティング後はコントローラーやハンドル操作で、ルアーに動きを与えて獲物を誘き寄せる。
獲物が掛かると画面が水中に切り替わる。コントローラーから伝わる振動と引きの強さも参考にして、
テンションゲージに注意を払って、コントローラーやハンドル操作に緩急を付けながら、
獲物を弱らせてから手元へ引き寄せて釣り上げる。
ラインの引きが強過ぎてテンションゲージが振り切れると、ラインが切れて獲物に逃げられてしまう。
目的の獲物は「バス」だが、ナマズやニジマスなどが掛かる事がある。
制限時間内までに魚を釣り上げれば、魚の種類と大きさに応じて制限時間が回復する。
「トーナメントモード」では大物を釣り上げて上位に入賞すれば、引き続き次の大会へ転戦する。
日本では「エキサイティングバス」というタイトルになり、家庭用ゲーム機「プレイステーション」向けに2作品が発売された。
バスフィッシングが盛んな海外では更に人気が高く、同じくPS向けに「Fisherman's Bait」シリーズ3作品が発売され、
更に海に舞台を移した続編「Fisherman's Bait―Marlin Challenge―」も登場している。(下記参照)
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