頭文字D Arcade Stage

実機について

"走り屋は車で挑戦されたら受けて立たなきゃいけないんだろ?"

2002年、セガから登場した公道レースゲーム。
講談社の漫画雑誌「週刊ヤングマガジン」で人気を博し、長期連載されていたレーシング漫画
「頭文字D(イニシャル・ディー)」(作者・しげの秀一)を題材とした、疑似3Dドライブゲームである。
原作漫画と同様に、実在の道路をモデルとしたサーキットを走行し、ライバルが操る車とレースバトルを行う。
主人公「藤原拓海」の愛車「トヨタ・スプリンタートレノ(AE86)」を筆頭に、登場する車も実際に市販されている乗用車である。
(Ver.1の時点で6メーカー・24車種。海外メーカー車は一切登場しない。)

同社の汎用コクピット型筐体を使用しており、複数の筐体を接続すれば2人対戦も可能。
筐体にはフォースフィールドバック機能付きのステアリングと、足元にはアクセル・ブレーキペダル、
筐体左側にはシフトレバー、右側に視点切替ボタンと専用磁気カードスロットがある。
プレイ前に別料金を筐体に投入し、画面の案内に従って専用カードを購入できる。
専用カードに自分のゲームデータを登録・保存する。バトルを進めてポイントを貯めていくと
愛車のカスタマイズ・チューニング等が可能になる。
レース中の画面右下にはスピードメーター、画面上部に制限時間とスコア・ラップタイムが表示されている。

3つのゲームモードから選択する。

  • 公道最速伝説…原作漫画に登場するライバル達(CPU)と、1対1のレースバトルを繰り広げる。
  • タイムアタック…好みのコースを走行してタイムを叩き出す。ライバルは登場しない。
    好タイムが出れば筐体内に記録され、更に発行されたパスワードでインターネットランキングに参加可能。
  • 対戦モード…筐体を2台接続していれば2人対戦が可能。格闘ゲームの様な乱入対戦も出来る。
    (店舗側の設定で対戦不可にする事も出来る)
登場するコースは4種類。それぞれ、距離や周回数も異なる。
  • 妙義…群馬県に実在する公道をモチーフとした初心者向けコース。
  • 碓氷…群馬県と長野県の県境に位置する公道をモチーフとした中級者向けコース。
  • 秋名…群馬県のとある公道をモチーフとした上級者向けコース。名称は架空である。
  • 八方ヶ原…栃木県に実在する公道をモチーフとした超上級者向けコース。

ゲーム中のBGMは同作品アニメと同様に、エイペックスの人気コンピレーションアルバム「SUPER EUROBEATシリーズ」から採用されている。
原作漫画・アニメの大ヒットと共に人気が高く、現在も細かいルール変更を伴いながらシリーズが続いている。
この筐体タイプは、バージョンアップによって車種・コースの追加が行われ「Ver.3」まで使用された。
2007年には「頭文字D 4」から新筐体に変更されている。(8インフィニティまで使用)
2017には42インチワイドモニターに変更された「頭文字D Zero」が登場している。

【関連項目】

湾岸ミッドナイト…2001年にナムコから登場した公道レースゲーム。
2015年5月に作品とメーカーの枠を越えたコラボ企画「湾岸×イニD 激走祭」が行われた。


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