サンダークロス(サウロイド筐体)

実機について

開拓惑星ハニアムIVから連絡が途絶えた。
宇宙軍は急遽、パトロールチームを派遣したが、
そこに待ち受けていたものは、冷酷無比な機械化軍団だった。


1988年、コナミから登場した横スクロール式シューティングゲームである。
2人同時プレイ可能。8方向レバーと2つのボタンを使用する。
1プレイヤー側は「ブルーサンダー M-45」、2プレイヤー側は「レッドサンダー M-24」を操作する。

同社の代表的シューティングゲーム「グラディウス」と同様に、空中・地上から迫りくる敵を撃墜し、
特定の敵から排出されるアイテムを回収しながら自機をパワーアップさせ、ステージ終端に控えるボスを目指す。
ボスは「グラディウスシリーズ」の様に、機体中央にある弱点に一定のダメージを与えると破壊される。
初期状態の自機は連射可能なバルカンショットが装備されているが、赤い敵を撃墜すると現れるカプセルを回収すると、
以下の様々な武器が装備される。

  • 【S】「スピードアップ」…取得毎に16段階に速度が上がる。
  • 【V】「バルカン」…自機の初期装備。取得毎に3段階に連射力が上がる。
  • 【B】「ブーメランレーザー」…前方へ飛んだ後、障害物で跳ね返る。取得毎に3段階に連射力が上がる。
  • 【T】「ツインレーザー」…機体の前後からレーザーが発射される。取得毎に3段階に連射力が上がる。
  • 【O】「オプション」…自機の上下に無敵のオプションが装備される。1P・2P合わせて4つまで。
  • 【?】「ボーナス」…ボーナススコアが入る。武器が最大にパワーアップしていると出現する。
  • 【1UP】…自機が1機追加される。ステージ中の特定の場所に現れる。
このゲーム最大の特徴である「オプション」は、【O】カプセルを取得すると自機の下に1つ装備される。
続けて【O】カプセルを取得すると自機の上に2個目が装備される。同様に3個目は下、4個目は上に装備される。
2人同時プレイの場合は同社の「沙羅曼蛇」と同様に、2人合わせて4つまでとなる。
オプションボタンを押下している間、オプションは自機との間隔を広げる。
限界までボタンを押しっぱなしにするか、一旦ボタンを離してオプションの動きを止めてから再びボタンを押すと間隔が狭くなる。
地形や敵の攻撃に合わせて、オプションの間隔を適度に調整する事が攻略のカギとなる。
2つ以上のオプションを装備していると金色のカプセルが出現し、取得すると一定回数まで特殊攻撃が可能になる。
  • 【L】「マクロレーザー」…太いレーザーを前方に発射する。
  • 【N】「スーパーナパーム」…命中すると巨大な爆風が発生する。
  • 【F】「ファイヤー」…前方に長い火炎を放射する。

全7ステージ構成。エンディングの後、更に難易度が上昇した状態でステージ1から再開する。
1991年、続編として「サンダークロスII」が登場した。


【サウロイド】

1993年にコナミから登場した汎用筐体。
ブラウン管を採用したゲーム筐体としては世界最大級である。
37インチ大型モニターは、簡単な作業で縦・横向きに変更出来る。
コントロールパネルも、2人〜4人プレイまで対応可能。
周辺機器の交換で「リーサルエンフォーサーズ2」など、ガンシューティングゲームにも対応する。

作品&戯言 「グラディウスII」以降、なかなかアーケードでヒット作に恵まれなかったコナミですが、
コレもそんな暗黒時代(失礼!)に生まれた作品の一つですねぇ。
ほぼ同時期にデビューしていた「A-JAX」共々、作者のお気に入りのゲームでした。
夕日を背景に現れる巨大戦艦と対決するステージ4が、個人的に印象に残っています。
先述の「A-JAX」はステージ3までが限界でしたが、この作品はコナミのシューティングとしては難易度が低く、
地元のゲーセンに通い詰めた結果、一週間ほどでノーミス&ノーコンティニューでエンディングに到達しました。
とにかく、ツインレーザー最強(笑)

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