ウィングウォー

実機について 1994年、セガから登場。戦闘機をテーマとした疑似3Dフライトシューティングゲームである。
戦闘機同士が山岳地帯や都会など広い空間を自由に飛び回り、1対1でドッグファイトを繰り広げる。
当時ブームとなっていた格闘ゲームの様に、乱入対戦も可能である。

基本構造として、汎用コクピット型筐体を2台並列に繋げた構成になっている。
筐体には操縦桿と速度調整用のスロットルレバー、視点切替ボタンがある。
操縦桿にはバルカン砲を発射するトリガーとミサイル発射ボタン、スロットルレバーの横には
対戦相手を撹乱するためのスモーク散布ボタンが付いている。
更に飛行中に暫く操縦桿を倒して逆方向に倒すと、特殊な機動を取る事が出来る。
視点切替ボタンを押すと、コクピット視点・俯瞰視点・後方視点に切り替え可能。
更に戦闘状況に応じて自動的に視点を変更する「オートマチックビュー」ボタンも装備されている。
画面上にはプレイヤー機とライバル機のライフゲージがあり、その中央にレーダーがある。
更にプレイヤー機のライフゲージ下には「GUNゲージ」がある。バルカン砲は弾数無制限だが撃ちっぱなしで
GUNゲージがレッドラインを越えるとオーバーヒートを起こし、暫く撃てなくなる。
画面左下にはミサイル・スモークの所有数、右隅にはメッセージや様々な指示が表示される。

コイン投入後、2つのモードから選択する。

  • ドッグファイトモード…初心者向け。飛行ルートはほぼ固定されている。
    スロットルレバーは使用しないが、操縦桿を一気に反対に傾けると特殊な機動を取る事も出来る。
    レーダーの下に一定間隔で減少する緑色のゲージがあり、このゲージが無くなると攻撃側・防御側が前後に入れ替わる。
  • エキスパートモード…マップの範囲内ならば、ほぼ自由に飛行可能。
    ヘリコプター・VTOL機はホバリングも可能になる。
登場する機体は8種類あり、実在の戦闘機をモチーフとしている。
武装・スピード・操作性などに大きな違いがあるが、年代的に古い機体の多いレシプロ機は回避能力が高く、
強いミサイルが装備されているなど、機体の差によって一方的な戦いにならないように配慮されている。

【レシプロ機】…「フォッカー」「ゼロ」「ライトニング」「ムスタング」

【ヘリコプター】…「アパッチ」「ワーウルフ」

【VTOL機】…「ハリアー」「Yak-141」

画面右隅に表示されている制限時間までにライバル機に攻撃を加えて撃墜するか、ダメージが少ない方が勝利となる。
大方の格闘ゲームと異なり、1ラウンド制で1回でも敗北するとゲームオーバーとなる。
1人プレイの場合はトーナメント制になっており、全3ステージを勝ち抜いていく。
対戦プレイの場合は、どちらかが敗北すると勝利したプレイヤーはトーナメント制のCPU戦に移行する。
登場する対戦相手はステージ1がレシプロ機、ステージ2はヘリコプター、ステージ3はVTOL機で固定されている。
ステージ3の決勝戦でライバル機を撃墜して優勝すると、謎のUFOとドッグファイトを繰り広げるイベントが開始される。
このUFOを撃墜するとエンディングとなる。


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