(岩手・秋田・宮城)
  紅葉の栗駒山を歩きました。  
(2015・10・02)



10月1日に私達は岩手県北上市の夏油温泉におりました。
その夜、爆弾低気圧が東北・北海道を襲ったのです。
強風と大雨が吹き荒れる夜でした。

朝になると雨も止んで、次は同じく岩手県の須川温泉に向かいました。
そこは栗駒山の登山口でもありますので、登山ねらいでやって来ました。

到着はちょうどお昼でしたので、ビジターセンターのお兄さんにお湯をわけてもらってカップ麺を食べました。
温泉の横が登山口で、しばらく行くと湯気か、またはガスかが噴き出ている岩場の道になりました。
ここはまさに火山の上かと思いましたがーーーゆげ穴(須川名物)注意ーーーと書いてありました。

暫く歩くと木道が続いて名残ヶ原という所に来ました。
あたりは紅葉が始まっていて、草もみじとナナカマドの赤が美しい色合いを呈しておりました。

ゆげ穴(須川名物)を覗く 湯気の向うに栗駒山が見えている

地獄谷と呼ばれる涸れ沢を左に見ながら歩いて行くと、火口湖が見えてきました。
昭和湖と書いてありました。
昭和19年の噴火で出来たそうです。

次は木の階段状の登山道が続いて、急登となり、ぐんぐん高度を上げて行きます。
昨夜の大雨で、まるで川のように水が流れていました。
やがてそれも少なくなって、頂上が近づいたと感じましたら天狗平という所に到着しました。

地獄谷に沿って歩く 昭和湖を通過
 ↑ 山頂まで800mと書いてある

天狗平に出ると、風が強く吹いておりました。
歩きかけたけれど飛ばされそうな勢いで、
もう立っているのが精一杯という感じでした。

それに、とっても寒い!
登山道は川のように水が流れている

後から来た3人組と2人組の男性は、私達を追い越して行きました。
いづれもみんな若いし、体格もよろしい。

私達にはとても真似は出来ません。
無理はせず、頂上に立つことは諦めることとしました。
あと800mなのですが、ただ山頂方面を眺めているばかり。

天狗平から山頂方面を望む 風が強くて、つかまって写真に納まる
もと来た道を下って名残ヶ原まで来ると日も暮れ
かかり、温泉宿へと急ぎます。

もし山頂まで行っていたら、途中で暗くなって
いたことでしょう。
これでよかったのだと思った2人でした。


翌朝は朝から青空で、宿から登山口を見ていると、
6時過ぎには登山者が列をなして登って行きました。

栗駒山は人気の山でした。
早朝の登山口には登山者がいっぱい 青空に赤くなったナナカマドが映える


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