LIBERATOR

実機について 1982年にATARIから登場したシューティングゲーム。
当時としては珍しいメディアミックス戦略を展開しており、1982年から1986年にかけてDCコミックスから出版された 『アタリ・フォース』というコミックを原作としている。
1983年1月に発売されたコミックに特別付録として収録された「コードネーム:リベレーター」は、
このアーケードゲームの設定を詳しく説明しており、ゲーム中にもコミックのキャラクターやコンセプトが登場する。
実際にアーケードゲームのオープニング画面でも「アタリ軍」のチャンピオン司令官が、
悪のマラグロン軍から銀河系を解放するために、プレイヤーに協力を求めていると言う設定である。

ゲームのシステムは同社のヒット作「ミサイルコマンド」に似ている。
操作はトラックボール・射撃ボタン・シールドボタンで構成されている。
プレイヤーは、画面の四隅に配置された4隻のスターシップから連携して攻撃を行う。
画面中央に自転する惑星が表示されている。惑星の表面に赤く点滅している敵のミサイル基地から、
画面の四隅の自機を狙って、ミサイルが次々と発射される。
トラックボールで十字型のカーソルを動かして、ミサイル基地・ミサイルに狙いを定める。
射撃ボタンを押すと、カーソルの位置に最も近い自機から連射可能なビームを発射する。
ミサイルの他にUFOや火球、キラー衛星などが自機を狙う。
更に時々、警報音と共に惑星から強力なUFOが現れる。
このUFOは帯状の強力なレーザーを発射するが、先に撃墜するまでこの攻撃を止める手段は無い。
レベルが進むと基地が地表を離れてキラー衛星となり、自機の至近距離でミサイルを発射する。
敵の攻撃が避けられない場合にシールドボタンを押すと、自機の周りに敵の攻撃を防ぐシールドが張られる。
シールドは1ラウンドに4回しか使えないが、その回数はゲーム中の全ての自機で共有される。
惑星に点在するミサイル基地全てを破壊するとレベル終了となり、生き残った自機に対して400ポイントのボーナスが入る。
20000ポイント毎に自機が追加される。 特定のレベル毎に、宇宙空間で敵を攻撃するシーンが挿入される。
そのまま残った自機で引き続き、次のレベルの惑星へ移動する。
各惑星は自転方向や速度・大陸の形や色など、豊富なバリエーションがある。

残機が残っていれば、新たな惑星へ移動した後に空白になっていた場所に自機が配置される。
四隅全て撃墜された場合も残機があれば復帰出来る。自機を全て失うとゲームオーバー。


【参考資料】

ウィキペディア英語版
「Category:Atari arcade games」(https://en.wikipedia.org/wiki/Category:Atari_arcade_games)


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