PAPER BOY

実機について 1985年にATARIから登場したアクションゲームである。
2人交互プレイ可能。

プレイヤーは新聞配達の少年となり、郊外の住宅地の道路で「The Daily Sun」という新聞を自転車で配達する。
筐体に自転車のハンドルを模したコントローラーが配置されている。
ハンドルを上に倒すと加速、手前に引くとブレーキ、左右に傾けると自転車がその方向に曲がる。
更にハンドルの直下には新聞紙を投げるボタンが1つずつあり、ボタンを押すと左真横に新聞を投げる。
画面は同社の「720°」などの様に、やや斜め上から見た視点になっている。
スタート前に難易度を3種類「Easy Street(初級)」「Middle Road(中級)」「Hard Way(上級)」から選択する。
ゲームの目的は月曜から日曜までの1週間に、事故やトラブルを避けながら購読者に新聞を完璧に届ける事である。
各1日(ステージ)の開始前には、購読者と非購読者を示すマップが表示される。
実際のゲーム画面でも購読者は明るい色の家に、非購読者の家は暗い色に塗り分けられている。
プレイヤーは日刊紙「The Daily Sun」を購読者の各家々に向けて新聞を投げて届ける。
歩道には歩行者や怪しげな住人からの妨害があり、車道は引っ切り無しに車が行き交う。
それらと衝突するとペーパーボーイの人数が1人減ってしまう。
通常は購読者の家の玄関に当たる様に新聞を投げるだけで良いが、購読者の家には「SUN」と描かれた
小さな赤いポストが玄関先に立っており、ここに新聞を投げ入れると高得点となる。
ペーパーボーイが一度に持てる新聞は10枚までだが、歩道上に新聞の束が落ちており、取ると新聞が補充される。
投げた新聞が購読者の家を破壊したり、走行中の車や歩行者との衝突を回避しなければならない。
逆に非購読者の家のガラス等を破壊すると得点になる。更に新聞紙は敵や泥棒などを気絶させる事も出来る。
(車には通用しない)

配達を終えた後、そのまま「トレーニングコース」(ボーナスステージ)が始まる。
パイロンやジャンプ台などの様々な障害物が設置されたオフロードコースを走行する。
コースの所々に配置された的に新聞を投げたり、動くジャンプ台を飛び越えなければならない。
フィニッシュラインに到着すると終了。転倒せずにゴールするとボーナスが得られる。
なお、このステージでミスをしても残機は減らない。
トレーニングコース終了後にリザルト画面に変わり、仕事内容の評価が表示される。
購読者の家に新聞を配達しなかったり、購読者の家の窓ガラスを割ってしまうと、
その住人は購読を中止し、その家も暗い色になってしまう。
しかし、次のステージで完璧な配達をこなして信用を回復すると購読者が1人増える。
全ての残機を失うか、購読者が居なくなるとゲームオーバーとなる。


【参考資料】

ウィキペディア英語版
「Category:Atari arcade games」(https://en.wikipedia.org/wiki/Category:Atari_arcade_games)


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