ガンマニア

実機について コナミのガンシューティングゲーム。2000年登場。
実際のシューティングレンジ(射撃場)をモチーフとした、奥行き3m近い超大型筐体。
本物のBB弾が発射されるという、これまでのガンシューティングゲームの常識を覆すかのような意欲作。
筐体から太いコードを介して本物のエアガンが接続されており、圧搾空気により実際にBB弾を発射する。
さらに発射の反動やマズルフラッシュ(発射に伴う銃口の閃光)まで再現されている。
実際のBB弾を扱うために、センサーで銃口の位置を監視するなど安全対策も万全に施されており、
悪戯などで所定のエリアから離れて引き金を引いても発射されない。
登場ステージはこれまでの光線銃を使用したゲームとやや異なり、ターゲットを規定数撃破したり、
規定の命中率を達成する等、内容も射撃場をモチーフにした構成である。

2001年にバージョンアップ版「ガンマニア-ZONE PLUS-」が登場した。

【関連項目】

  • ブルズアイ…1988年にセガが発売した同系統のリアルガンシューティングゲーム。
  • ガンアリーナ…2019年にタイトーとナツメアタリ共同開発で発売された、同系統のリアルガンシューティングゲーム。
作品について 見た目はただの長方形の箱なので一見簡単そうですが、こういう形は僅かな歪みでも目立つので、
写真や資料を見ながら慎重に製作を進めました。

奥行きのある筐体なので筐体内部は殆ど見えませんが、散乱したBB弾を回収する機能(?)のために
上げ底になっている部分があって、それっぽく見えるように作りこんでいます。
射撃ブースの両側のフレームは、タミヤの「透明自在丸棒2mm」を使用しました。
さらにフレームの内側は跳弾防止と防音を兼ねたシールドが張られてますが、これも透明プラ板で再現。

戯言 作者とガンシューティングの出会いについては「ザ・警察官」の記事に譲るとして…

ほぼ同じ時期に稼動した「ザ・警察官」と共に、作者が熱中したガンシューティングゲーム。
筐体のインパクトも然る事ながら、本物のBB弾が発射されるという前代未聞のゲーム機です。
業務用・家庭用問わず、幼い頃から数多くの光線銃式のガンシューティングをプレイしてきましたが、
このゲームを上回るリアル感の高いゲームに未だに出会っていません。
何せ本物のエアガンを使用して弾丸が飛ぶなんて、後にも先にもこのゲームだけでしょうからねぇ。
軽い反動と共に閃光の尾を引いてターゲットに向かって飛ぶBB弾…
大袈裟かも知れませんが、最早ゲームの域を超えていたと言っても良いんじゃないでしょうか。


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