パラダイスクレーン

実機について 1998年、セガ・エンタープライゼスより登場。
プレイヤー自身の技量によって景品を獲得する「プライズゲーム」の代表的なジャンル、クレーンゲームの一種である。

プライズゲームやエレメカ等を扱うゲームメーカー、ユウビスとの共同開発である。
筐体は大人の腰ほどの高さがあり、筐体左右と天板はガラスで素通しになっている。
クレーンも同社の「スキルディガ」と同様に、3本の細い爪を備える古いタイプである。
所定の料金を投入するとゲームがスタートする。
筐体上から覗き込むようにクレーンの位置を確認しながら、操作盤にある2つのボタンで操作する。
ボタン1を押したままにするとクレーンが前進する。ボタンから指を離すとその場でクレーンが止まる。
続いてボタン2を長押しするとクレーンが右に移動する。
狙った位置にクレーンが差し掛かった時にボタン2を離すと、爪を開きながらクレーンが下降する。
クレーンが一番下に到達すると同時に爪が閉じて上昇し、自動的に元の位置(景品の取出し口)に戻る。
この際にクレーンが景品を掴んでいると、そのまま取出し口に景品が落下する。

使用された景品は、タバコとほぼ同サイズの箱に入った菓子類か、
キーホルダーやストラップが入ったカプセルや、低価格の腕時計なども用いられた。

【関連項目】

  • スキルディガ(1965年)…セガから販売されていた同タイプのクレーンゲーム。日本初のクレーンゲームとされる。
  • クラウン602(1965年)…「スキルディガ」と同年にタイトーから販売されていたクレーンゲーム。
  • UFOキャッチャー(1985年)…セガの代表的クレーンゲーム。女性に受けやすいデザインで大ヒットとなった。

【参考文献】

一般社団法人 日本クレーンゲーム協会
「クレーンゲームの機械の進化の流れ」(http://kuretatsu.com/progress.html)


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