パズドラZ テイマーバトル

実機について 2014年登場。
ガンホー・オンライン・エンターテイメント開発のスマートホン向けパズルゲーム「パズル&ドラゴンズ」の業務用筐体。
この作品はシリーズの派生系である、ニンテンドーDS用ソフト「パズドラZ」のスピンオフ作品である。
開発はガンホーだが、発売はマーべラスAQL。
シリーズ共通のパズルシステムに独自要素のカードバトルを付加して、低年齢層向けにアレンジされている。
同じく業務用として他社から発売されている「パズドラ バトルトーナメント」との差別化も図られた。

プレイヤーはモンスターを使役できる特殊能力者「ドラゴンテイマー」となり、バトルを勝ち抜くのが目的である。
一定額のクレジットを入れると「モンスターチケット」と称するカードが、筐体下部から1枚排出される。
所有するモンスターチケットを、モニター下部にある「スキャンフィールド」に読み込ませる。
好みのモンスターチケットを3枚スキャンする事で、自分のモンスターチームを編成する。
メインモニターには敵テイマー(CPU)が率いるモンスターチームと、敵のヒットポイントと思考時間が表示される。
その下部にあるサブモニターはタッチパネルになっており、右端に自分の現在のステイタスが表示される。
左端には「テイマーカードホルダー」があり、別売りのテイマーカードを使用すると自分のデータの保管が可能。
中央には3×6マスで構成された「パズドラフィールド」があり、通常のパズドラと同様にドロップを
指で任意の場所へ移動させて、同じ色のドロップを3色揃えて消滅させる。
少ない手数で多数のドロップを次々に消滅させる(コンボ)と、敵モンスターに大きなダメージを与える事が出来る。

「モンスターチケット」の端には「Zボーナス」と言う部分があり、筐体下部のスロットに差し込むと
「Zボーナス」に書きこまれた特殊能力が発動する。同時に「Zボーナス」部分は内蔵のカッターで切断されるため、
チケット1枚に付き1回しか使用出来ない。

2014年12月、新たなモンスターの追加と派手な演出を導入した「パズドラZ テイマーバトルV2」に
バージョンアップされた。

作品&戯言 2014年10月頃、上記「パズドラ バトルトーナメント」の筐体ミニチュアを製作中に、ネット検索で資料を漁っていたら偶然発見しました。
『業務用は2種類あったのかぁ…』と呑気に思っていたら、何と地元のスーパーマーケットに置いてありました。
いつも買い物に行くところなのに全く気付かないとか…(笑)
今回の作品は、この実機と公式画像を参考にしております。

この業務用のベースになったニンテンドーDS版は作者の兄が所有しているので、たまに軽く遊ばせて貰ってました。
流石に業務用では、いい歳したオッサンが子供達に混じって遊ぶのも気が引けるので、
家族と買い物の折に、先述の実機を一頻り観察して「パズドラ バトルトーナメント」と同時進行で製作開始。
いつものように、プラ板と一部にスチレンボードを使用しています。
低年齢向けにしては意外と大きい筐体で、なかなか存在感があります。

ちょっと話はズレますが…
今回の作品のように、これまで低年齢向けのゲーム筐体を幾つか製作してきましたが、
目下の悩みはジオラマ用のフィギュアをどうするか…
1/32フィギュアを子供風に改造する方法もありますが、なんてったって作者が苦手なジャンルなもので、
当分は手持ちの大人フィギュア達の出番になりそうです。


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