ラリーX

実機について 1980年11月、ナムコから登場。
横画面モニターを使用した、自由スクロール式アクションゲーム。
ジャンルとしてはドットイートタイプと呼ばれるゲームだが、「パックマン」のような点々(ドット)ではなく、黄色い旗である。
4方向レバーで青いマイカーを操作する。マイカーは走行すると停止出来ない。
赤い車(レッドカー)の追跡を交わしながら、全ての迷路上に配置されている黄色い旗を取得するのが目的。
ボタンを押すと燃料(FUEL)を消費して、マイカー後部から煙幕を張る。
煙幕に巻かれたレッドカーは暫く動けなくなるので、その間に追跡から逃れる事が出来る。
但し、当たり判定は消えないので、接触するとミスになる。
燃料は煙幕使用の他、走行中も微量に減少していくが空になってもミスにならない。
しかし、速度が上がらず煙幕も張れないため、結果的にレッドカーに追い詰められてしまう。

画面右側にレーダー画面があり、旗の位置が大まかに表示される。
ノーミスで旗を集めていくと100点ずつ増加する。更に一つだけ特殊な旗「スペシャルフラッグ」があり、
これを取得すると、以降に取得した旗のスコアが2倍になる。
10か所全ての旗を集めればステージクリア。残った燃料はボーナスとして加算される。
レッドカーや迷路に点在する岩に衝突するとミスになる。

翌年「NEWラリーX」が登場。
キャラクターの描き換えや、燃料補給が出来る「ラッキーフラッグ」の追加、
迷路の形状変更などの難易度調整の他、改めてBGMが追加された。
この専用BGMは非常に人気が高く、後のゲームサウンドにも多大な影響を与えている。

作品について&戯言 ナムコの往年のビデオゲーム筐体は、当ミニチュア展示サイトを立ち上げた時から制作構想がありましたが、
複雑に描かれたサイドパネルの表現など、まだまだ腕が追い付かず、たまたま早い段階で資料が揃った
ゼビウス」や「ジービー」が限界でした。
しかし、10年以上も様々な筐体ミニチュアを作りながら、同時にペイントソフトの扱いも少しずつ上達してきました。
そして2016年暮れに「ナムコアーケードゲームマシンコレクション」と言う、縮尺1/12のミニチュアシリーズが発売されまして、
早速、作者も購入した筐体ミニチュアを手本に、一連のナムコのレトロゲーム筐体を制作しました。

小学生だった当時、既にメジャーなゲームでしたが、その殆どが「NEWラリーX」で、
無印の「ラリーX」は、片手で数える程しか見ませんでした。
元々あまり好きなジャンルではなく、プレイしても精々2面クリアくらいかな…?
但し、「NEWラリーX」はBGMが非常に印象的で、特にチャレンジングステージの曲が聴きたくて、
当時は頑張って先のステージを目指してました。

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