帽子の話

 明日の児童朝礼で帽子の話をしようと思っています。結論として、帽子を忘れずにかぶろう、ということが言いたいのです。
 そこで、インターネットで帽子ネタを仕入れてみました。

・ギリシャ時代に誕生し、以来紳士の頭を埃、風雨から守り、装飾機能も立派に果たしてきた帽子。明治の後半から大正、昭和にかけては多くの人に愛用されてきました。
・大正から昭和に掛けての間は帽子最盛期といえるでしょう。ピーク時の日本における帽子着用率はなんと95%に及んだといわれています。
・それだけかぶられていた帽子がどうしてかぶられなくなったのでしょうか?明治時代から戦前まで、日本の洋服マナーはヨーロッパとりわけイギリスの紳士をお手本にしてきました。戦後、アメリカ兵が日本に駐留するようになって、アメリカ文化の影響をモロに受けることになりました。合理的というか、無駄と思われることはしない、面倒なことはお断り、古いものにはこだわらず、勇敢にカジュアル感覚を採用するアメリカの影響をうけたので、ハットレス化が進むのは当然の結果と言えるでしょう。
http://www.fiberbit.net/user/eyeland/yofuku/hat.htm

 帽子が風雨・誇り・衝撃・紫外線から頭を守ってくれることを話したいです。

(2006.11.12)

 児童朝礼で次のような話をしました。

今、帽子をかぶっている人はしゃがみましょう。
明日かぶってこれるという人はすわります。(それでも立ってる人がいました。)
あとは、担任の先生に話してもらいましょう。全員起立。(ここで整列)
先生は、今日、昔の帽子を持ってきました。どんなのだと思いますか。
これです。(袋から簑笠を出す)簑笠です。帽子と傘が合体した帽子です。
昔は、これで雨や雪から頭を守っていました。
今も、危険なものがいっぱいあります。
例えば、車。みなさんは、車とけんかして勝てますか。
そう車には勝てません。車とぶつかってとばされます。でも帽子があると、命が助かることがあります。
例えば、太陽。紫外線が強いので、皮膚ガンになったり、白内障で目が見えなくなったりします。
いろいろなものから身を守るために、帽子をかぶりましょう。
最後に大事なことを聞きます。今日の登校で、帽子をかぶっていた人は、しゃがみましょう。
登下校で帽子をかぶらないと意味がありません。
帽子をかぶって登校しましょう。全員起立。

(2006.11.13)