簡単な事こそ厳しく

 今、連絡帳で、取材の文を書かせている。
 国語の教材で「取材ノートを作ろう」というのがあったので、それを連絡帳でやらせているわけである。
「今日は、ドッチをしておもしろかったです。」
「リコーダーで、もぐりっちょがふけるようになりました。」
というように、書いて、私の所に持ってくるのである。
 私は、その取材の文を見て、まずチェックをする。
「今日は、おにごっこおしました。」
 ひっつきの「を」が「お」になっている。当然、書き直させる。
「カエルをバケツに入れて、あそびました」
 文の最後の「。」抜けも、書き直しである。
「。」にしろ、「を」にしろ、簡単なことだが、大事なことである。でも、なかなか指導できる場面はない。
 今回、毎日の連絡帳で、指導できるのが、いい。
 算数の問題でも同じような指導をする。
 例えば、ページが書いてない、とか、式と式の間をあけてないもの、とかのやり直しである。こういうのは、簡単な問題の時こそ、指導しやすいのである。

(1998.6.5)