多様性・多方向性・懐疑

 岡田斗司夫氏がブログマガジンで「お客の来ない喫茶店を流行らせるには?」という相談に答えています。
「いきなり具体的な解決法を答えてしまってはいけません」と、岡田氏は言っています。問いを思考ゲームとして楽しむのが大切だというのです。
 岡田氏は、3つの方向性を考えました。

1)多様性:やることをいろいろ増やす。
2)多方向性:方向をいろいろ変える。
3)懐疑:疑う。

 1は、メニューを増やしたり、トッピングを付け加えたりすることです。
 2は、休業日に店を貸すとか、コーヒー豆を売ってみるとかです。
 3は、困っている原因自体疑う、というものです。お客が来ないのは、うちの喫茶店だけなのか、社会の変化や人口減少に伴い、近隣の店すべてでお客が減っているかもしれません。また、経費を極限まで減らすことで、今いる固定客だけでもやっていけるかもしれません。
 また、「なぜ、流行らせたいのか」の理由自体にも焦点を当てます。流行らせることが目的なら、喫茶店ではなく飲み屋でもいいわけす。
 多様性・多方向性・懐疑を別の問題で応用してみたいものです。

(2015.11.16)