イシューは継続力のつけ方

 今、本当に答えを出すべき問題は何かを考えました。

テーマ「情熱の継続」
①継続することの大切さを伝える。
 継続することは、本当に大切なのか。
 まちがったことを継続しても、それは徒労に終わる。
②情熱を持つことの大切さを伝える。
 情熱を持つことは大切かもしれないが、人それぞれに情熱はちがう。
 どうやったら、そのことに情熱を持てるかも人によってちがう。
③継続力のつけ方を伝える。
 継続力があれば、何かを成し遂げたいとき、その継続力を使って、成し遂げることができる。
イシュー「継続力のつけ方」
「続ける力があると、どんないいことがありますか。」
【継続力のつけ方】
 ①継続したことで成果を出す体験をいくつも持つ。
 ②短期の継続で成果の出る課題に取り組む。 ③続けることを最優先にする。
 ④続けることをマイルールとする。 ⑤続けている回数や日数を視覚化する。

(2017.5.19)

 一昨日の考現学で書いた「イシュー」という言葉は、安宅和人『イシューからはじめよ~知的生産の「シンプルな本質」』(2010.11英知出版)で見つけました。
 イシューの定義を安宅氏は、次のように考えています。

A)2つ以上の集団の間で決着のついていない問題
B)根本に関わる、もしくは白黒がはっきりしていない問題

 自分が考えている問題が上記の2つに当てはまるほど、それは考えるに値する問題でありイシュー度が高いといえます。
 例えば、法律と道徳のどちらが大切かと問われると、「法律があるから人はルールを守るんだ」という意見もあれば、「道徳的に豊かになれば法律なんていらないんだ。逆に法律があることで、法律にないことはやっていいと思ってしまう」みたいな意見もあります。
 これは、決着のついていない問題であり、しかも人間社会の根本に関わる問題なので、イシュー度が高いといえます。

「悩む」=「答えが出ない」という前提をもとに、「考えるフリ」をすること
「考える」=「答えが出る」という前提をもとに、建設的に考えを組み立てること

 しかし、上記のような問題の答えが出ないのであれば、それは悩んでいるだけで、考えているとはいえないわけです。

(2017.5.21)