おしりを獄寺に向けるだけでも十分に恥ずかしいのに、
それを顔に近づけるように動いたことで、ツナの中で恥ずかしさがピークに達する。
これ以上は動けない、というところで、ツナは眉毛をハの字にして獄寺を振り返る。
おいしそうなおしりの向こうに、半分泣きそうな顔をしたツナが見えて、
獄寺の中ではふつふつと熱が上がっていった。
今すぐにでも食い尽くしたい衝動をぐっとこらえて、手をおしりからしっぽに移動させる。
びくりと反応したツナににっこりと笑いかけた。

「ええ、これで、ツナヨシさんをゆっくり食べられます」

しっぽを握られて、それから逃げようとする腰をもう片方の手で押さえる。
そうやって動けなくしたところで、掴んだしっぽをゆっくりと撫でた。

「ぁ・・・」

ぴくん、と手の中でしっぽが震えるのを感じ、獄寺はツナの見えないところでまた悪い笑みを浮かべる。
ツナの小さなしっぽを手の中にすっぽりと収め、そのやわらかい小さなものをさわさわと撫でる。
しっぽを撫でられるたび、ツナの体は小刻みに震えた。
獄寺は手を少し移動させ、しっぽの生えているところを指でつつく。
その瞬間、体の中に電流が流れたようにびくりと反応し、しっぽがぴんと上を向く。

「ここ、気持ちいいですか?」

しっぽのつけ根をぐるりと指で強く撫でられると、
腰骨から首の後ろにかけて、ぞくぞくと何かが駆け抜けていく。

「あ、やだ・・・そこ、やだ・・・!」

そう言いながら、ツナの腰は気持ちよさそうに振れている。
ツナの言葉を逆の意味に取って、獄寺はツナのしっぽをいじめるのをやめなかった。
獄寺の大きな手でしっぽをもみくちゃにされるたび、腰骨がじんじんする。

「ん、んっ・・・」

ツナは目をぎゅっとつぶって、その感覚に震えながら耐える。
それでもしっぽは嬉しそうにひくひくと揺れて、ツナの腰はだんだんと上がっていく。
しっぽの生えているところを指で強くつつかれ続けると、ついにツナの腕から力が抜けて、
獄寺のおなかの上にぱたりと倒れこんだ。

「はぁっ、ごくでらくん・・・ッ!」

しっぽへの刺激だけで、ツナはびくんびくんと体を震わせる。
おなかにつくほど立ち上がったツナのペニスは、しっぽへの刺激でぽたぽたと精液を漏らしていた。
ペニスから漏れ出した精液は、獄寺の胸を濡らしている。
それでもかまわずしっぽへ刺激を与え続ける獄寺に、
ツナは痺れを切らしたように、もっと強い刺激を求めて腰を振った。

「ごくでらくん・・・」

直接的な刺激を欲しがる甘ったるい声に、獄寺の中のどろどろとした気持ちは膨れ上がる。
それでも獄寺は気づかない振りをして、しっぽばかりを刺激し続けた。
大きな手でもみくちゃにされたしっぽは、それでも健気に立ち上がっている。

「ぁ・・・」

獄寺の体をまたいで大きく開かれた足を下からゆっくり撫で上げると、
細かく震えていた足の震えは大きなものに変わる。
獄寺は少し顔を上げて、ツナのしっぽをべろりと舐めた。
その刺激でツナ腕から力が抜けて、獄寺の体の上に倒れこんでしまった。
胸は獄寺のおなかにぺたりとくっついて、顔は股の間に倒れ込んだ。
獄寺は草の上で必死に突っ張っているツナの足を撫でながら、しっぽのつけ根に舌を這わせた。

「あっ・・・!」

その刺激から逃れるようにツナのしっぽがふるふると振られる。
しっぽに顔を撫でられながらも、獄寺は舐めるのをやめなかった。
足を撫でる獄寺の手が刺激を待つペニスに近づくにつれ、ツナの腰の動きは大きくなる。
ツナの腰は無意識に高くあがり、獄寺の刺激に腰を震わせるたびに精液をぽたりと落としていた。

「ツナヨシさん、オレを食べてくれるんじゃなかったんですか?」

与えられる刺激に体を震わせているツナに話しかけると、
獄寺はツナのおしりを少し上げて、頭を移動させて、今度はツナのペニスに舌を這わせた。
ねっとりと、獄寺の長い舌がペニスの上を這う。
その刺激に、ツナは気づいたように獄寺のペニスに目をやった。
獄寺のそれはツナの顔の近くで大きく自己主張をして立ち上がっている。
ツナはおしりを高くされたせいで、折り曲がった腕で体を支えながら、
言うことを聞かない自分の体を何とか動かし、首を伸ばして顔の横にあるそれにゆっくり舌を這わせる。
自分の舌よりも熱いそれに一瞬びっくりしたものの、勇気を出してもっと舌をくっつけた。

ちろちろと当たる小さな舌の感触がくすぐったい。
獄寺の目の前にはツナの体があってツナが自分を刺激する様子は見えないけれど、
たぶん川の水を飲んでいる時のようにぺろぺろと舌をいっしょうけんめい動かしているのだろう。
その小さな刺激で快感を得るのは難しいけれど、
ツナが必死に奉仕してくれていると思うだけで獄寺の気持ちは高ぶった。

ツナの舌の動きに合わせるように、しかしそれよりも卑猥に舌を使う。
ツナが自分の竿を舐め上げれば、獄寺もツナの竿を舐め上げた。
その刺激にツナがひるんで舐めるのをやめれば、獄寺も舐めるのをやめる。
息をついてまた獄寺の竿に唇で噛みつくと、ツナのものも柔らかく噛みつかれる。
小さな舌を黒々とした大きなペニスに必死にからみつけて、
ツナはいつの間にか自分がして欲しいように獄寺を刺激していた。
下から舐め上げて出っぱった部分を丹念に舐める。
同じように自分のものを舐められて、ツナは体の力が抜けながらも必死にそれ舐め続けた。

自分のつばでぬるぬるになった獄寺のペニスに顔をつけ、口を開けて先っぽを迎え入れる。
ツナの小さな口には獄寺のものは少ししか入らないけれど、それでも懸命に顔を動かして刺激した。
顔を動かすたび、口の中からペニスが出入りするたびに、くちゅ、と濡れた音がする。
その音のほとんどがツナのつばのせいだけど、
少しだけ舌に乗る苦い味が、獄寺も感じていることを教えてくれた。
そのことに嬉しさを感じながら、獄寺のものを刺激することに専念する。
自分が大きく育て上げたペニスに口の中を刺激されながら、熱に浮かされたように必死に舌を動かした。

「ふっ・・・ぅん・・・」

口の中いっぱいに獄寺のものを頬張って、鼻から抜けるような甘い声を吐き出した。
ペニスの先っぽに舌を押さえつけて、少しずつあふれてくる精液を舐め取る。
その苦い味さえツナには甘く感じられた。
ぷちゅ、ちゅ、と濡れた音を立てながら、舌を絡めて口の中から抜いたり入れたりを繰り返す。
硬い先っぽにほっぺたをくすぐられて、ツナの方が獄寺のペニスに刺激をされているような気分になる。

ぬる、とツナのペニスに獄寺の長い舌が巻き付いた。
熱く感じる舌がツナのものをやわらかく締め付けて擦り上げる。
ツナはその刺激に腰が砕けそうになりながらも、必死に足を突っ張った。
くちゅ、くちゅ、と原っぱに濡れた音が響く。
ツナはその音に頭の中まで刺激されて、ぼぅっとしてきた。

自分が獄寺を刺激すると、同じように、それ以上に与えられる快感に、
ツナは限界まで追いつめられる。
舌先でちろちろと先っぽを舐められると、どうしようもなく腰が揺れる。
突っ張った足は力を入れすぎて震え、ふとももを優しく撫でられると、
ついにツナはくたりと獄寺の上に倒れ込んだ。
腰の位置が低くなり、ツナのペニスはゆっくりと獄寺の口の奥へと招き入れられる。
獄寺の舌がツナの先端からぬるりと滑り、裏筋を根もとの方へと舐め上げられた。

「あっ・・・!」

その刺激に小さく悲鳴をあげて、ツナは獄寺のものを吐き出した。
ぬぽ、とツナの口から獄寺のペニスが滑り出され、その拍子に口の中をぬるりと撫でられる。
体を震わせるツナにも構わず、獄寺はツナのペニスを深くくわえ込み、熱くぬめる粘膜でツナを締め付けた。



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