途中で「あ!」と気がつき、目線を低位置に決め、禄宣お師匠さんのバチさばきを視界に入れる。前日の下合わせのときはめちゃくちゃ緊張して全然手がまわらなかったが、本番は少し落ち着いてバチさばきを横目で見て弾くことができた。
それにしてもやっぱり本物はすごい。長唄がちゃんと長唄になる。正直わたしは長唄がどういうものかはまだあまりわかってないが、長唄の良さみたいなものを
、今日あの場で体感することができた気がする。プロの手さばきや間、そして音を間近で感じることができて、とてもいい勉強になった。
いつも熱心に指導してくださって、このようないい機会を与えていた勝宣江先生には感謝です。佐喜三智お師匠さんも、ごいっしょにやらせていただくのは今回で2回目ですが、あたたかく励ましてくださってとてもお優しい方です。そんなわけで無事に終わりました。
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