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大阪湾と播磨灘、プレジャーボートで海釣り堪能

アオリイカ明石海峡(塩屋沖)

釣って面白く、食べてもおいしいイカの王様

アジロ紹介
タックル紹介
道糸:PE2〜3号

幹糸:3〜5号 〜3m
エダス:〜3号 〜2m
餌木:3〜4号
オモリ糸:ナイロン2号 50cm
釣って面白く、食べてもおいしいイカの王様といえば、やはりアオリイカではないでしょうか。太平洋から日本海まで広く分布しており、もともとは漁師がカゴで取るか、波止場や磯から餌木で狙ったり、ヤエンと呼ばれる独特の仕掛けで釣っていたものですが、おいしさと釣りの面白さにひかれて90年代半ばから本格的に船で狙うところが出始めました。
船からのアオリイカ釣りは大きく分けて二通りの方法があります。ひとつは小アジをエサにした泳がせ釣り。もうひとつは最近人気の高い餌木を使って沈み根を探る釣り方です。塩屋沖や須磨浦沖、舞子沖などではこれらの釣り方で、胴長15a程のものから30a程の良型も期待できます。塩屋沖にはハマチもよく回遊しているので、アオリイカと2本立てで狙っても面白いです。ハマチは日によってかなりムラがありますが、アオリイカは必ずといって良いほど釣れるので手ぶらで帰ることはないのではないでしょうか.。流し釣りではあるのですが、比較的釣果が良いと言われているのは塩屋漁港の南約1キロ程沖です。その付近の海底には角型のブロック漁礁が沈んでいます。水深は約20bで、漁礁以外の場所はほぼ平らです。餌木を使う場合、3〜4号の餌木を使用するのですが、あまり大きさは関係ないように思います。日によってオレンジやブルー系などが乗りが良いと言われることもありますが、基本的にピンク系の実績が高いです。2本エダスに胴突き仕掛けを使用。エダス(2m)に餌木を結び、30号程の底オモリを使用し、船べりから真下に仕掛けを下ろして、着底したらゆっくりと竿先を上下に動かします。アオリイカのアタリが多いのは底層です。竿をシャクリ⇒竿を水平に戻す。しゃくった餌木がゆらゆらと落ちている時にイカが乗ることが多いので、掛かったかどうかは次のシャクリの時にわかります。また竿が引き込まれるような時は一呼吸おいて大きく合わせます。イカが掛かったら慎重に取り込む必要があります。無理に寄せるとハリが外れるので船端までイカを寄せたら先に水中につけておいたタモの中へ誘導するように取り込みます。急にタモに入れるとイカが驚いて逆噴射して逃げようとします。掛かりが浅かったり、足一本に掛かっている時などは足が切れて逃げられることもあります。針掛かりしたら一定のスピードで巻き上げる事と、針掛かりが浅いときには抜き上げずにタモ(玉網)で取り込むことが重要です。
一帯の潮流は、満ち潮が東から西方向へ、引き潮はその逆へ流れます。潮流が遅いときには餌木釣りよりも小アジの泳がせ釣りの方が釣果が良いとも言われています。泳がせ釣りの場合は市販されているアオリイカ用の掛けバリ(傘バリとも呼びます)を買って来て、5〜6号ぐらいのハリスを結び、途中に小アジを鼻掛けにするハリをハリスに編みつけます。鼻掛け用のハリを遊動にしておくとエサに使う小アジのサイズに合わせて自由に調整が出来ます。イカ用の掛けバリは常にエサの小アジの尻尾から1cmほど下にあるのが理想です。
9月後半ぐらいは15〜20cmがレギュラーサイズですが、10月以降も当分の間釣れ続き、胴長25〜30cmの良型も期待できます。



最後に参考までにアオリイカの締め方を説明しておきます。

イカの眉間をナイフ等で刺します。

※締めてからイカを水(氷)に直接当てないことが大事です。イカの身は水を吸ってしまうからです。必ずビニール袋などに入れておきましょう!!


アオリイカの締め方