グランプリスター

実機について 1991年、ジャレコから登場した疑似3Dレースゲーム。
当時、日本国内で一大ブームとなっていたモータースポーツの頂点「フォーミュラ1(F1)」をテーマとしている。
テーマソングも当時のF-1のテレビ中継にも用いられたT-スクエアのヒット曲「TRUTH」を採用。
筐体は1台に2人分のモニター・入力デバイス・座席がセットされており、同機種を2台連結して最大4人対戦も可能。
他社の標準的なレースゲームと同様に、筐体にはステアリングホイールとシフトレバー、
足元にはアクセルペダルとブレーキペダルがある。
ステアリングホイールと座席には振動機能が付加されており、ゲームに没入感を与える。
マシンは激しい接触でも破壊される事が無く、一次的に急減速するだけですぐにレースに復帰出来る。

コースは3種類から選択する。
背景には実在の自動車メーカーや様々な企業の看板が設置されている。

  • GEAMANI…初心者向けコース。ニュルブルクリンク北コースの様に森林の中を高速で駆け抜ける。
  • MONACO…世界で最も有名な一般道を用いたコース。狭い道と地中海に面した美しい街並みを疾走する。
  • JAPAN…上記2種と異なり、こちらは東京・渋谷をモデルとした架空の市街地コース。
天候や時間の流れの概念が取り入れられており、JAPANコースは昼から夜へと風景が変化し、
GEAMANIとMONACOでは3対1の割合で、レース中に路面状況がドライからウェットにランダムに変化する。
特に路面がウェットになるとタイヤから水飛沫が巻き上がり、視界が悪くなるなどレース展開に影響を与える。
3コース共、上位入賞を目指してサーキットを4周する。
各コース途中にあるチェックポイントを通過すると制限時間が追加される。
制限時間を失うとその場でゲームオーバーとなる。
ステージクリアの概念も無く、上位でゴールインすると簡単なエンディングが流れてゲームは終了する。


JUNIOR GRANDPRIX STAR II

実機について 1993年にジャレコから登場。
モータースポーツの頂点「フォーミュラ1(F1)」をテーマとした疑似3Dレースゲームである。
筐体の仕様は1991年に登場した前作「グランプリスター」から継承され、1台に2人分のモニター・入力デバイス・座席がセットされている。
前作より通信対戦が強化され、同機種を4台連結して最大8人対戦も可能となった。
他社の標準的なレースゲームと同様に、筐体にはステアリングホイールとシフトレバー、
足元にはアクセルペダルとブレーキペダルがある。
ステアリングホイールと座席には振動機能が付加されており、ゲームに没入感を与える。
更に新機能として「オーバーテイクボタン」が追加され、任意のタイミングで押すとマシンが急加速する。
(回数制限あり)
マシンは激しい接触でも破壊される事が無く、一次的に急減速するだけですぐにレースに復帰出来る。

コースは4種類から選択する。
全て海外のコースで、前作と異なり日本のサーキットは登場しない。

  • イギリス…実在のシルバーストン・サーキットがモチーフ。ストレートが多く初心者向け。
  • 南アフリカ…実在のキャラミ・サーキットがモチーフ。なだらかな丘陵地に作られた中高速コース。
  • オーストラリア…架空のコース。マリンリゾート地を舞台としたテクニカルコース。
  • スイス…架空のコース。アルプスの山々を望むアップダウンの激しいコース。
4コース共、上位入賞を目指してサーキットを4周する。
前作同様に天候や時間の流れの概念が取り入れられており、路面がウェットになるとタイヤから水飛沫が巻き上がり、
視界が悪くなるなどレース展開に影響を与える。
各コース途中にあるチェックポイントを通過すると制限時間が追加される。
制限時間を失うとその場でゲームオーバーとなる。
ステージクリアの概念も無く、上位でゴールインすると簡単なエンディングが流れてゲームは終了する。

【関連項目】


「JUNIOR GRANDPRIX STAR II」

海外で販売された筐体で、3才から9才の低年齢層向けとして小型化されている。
ゲーム内容は原典である「グランプリスターII」とほぼ同様だが、大きな変更点としてブレーキペダルが無く、
アクセルペダルを踏み込んで加速・緩めると減速するというシンプルな構造となった。
1台に2人分のモニター・入力デバイス・座席がセットされており、2人対戦も可能。


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