KARATE GAME

実機について 1974年、オートマチックボウリングシステムで世界的な企業「Brunswick」が発売したエレメカ。

空手をテーマとした、当時としては珍しい対戦型格闘ゲームである。
2台の筐体を背中合わせにしたデザインであるが、1人プレイではコンピューターを相手に対戦する。
筐体に描かれた空手家の左胸に打撃ポイントがあり、ポイントが光った瞬間にタイミング良く素手で攻撃を当てるとスコアが入る。
ゲームを進めると徐々に打撃ポイントの点滅タイミングが早くなる。
これを一定時間まで繰り返し、スコアが高い方が勝利となる。

作品について Brunswick(ブランズウィック)と言うと、日本でも1970年代から営業しているような老舗のボウリング場では、
同社のオートマチックボウリングシステムやビリヤード台を導入していたり、世界初の「エアーホッケー」を市販してたりと、
知る人ぞ知る世界的な大手娯楽企業です。

こんなアナログなゲームも発売されていたんですねぇ。
当時、ボクシングのパンチングボールをベースとしたエレメカが既にあったようですが、
これは純粋にパンチ力を測定するだけで、とても体感ゲームとは言えない内容でした。
そして今回の作品ですが、筐体に描かれた空手家のイラストに仕込まれたランプが光った瞬間、
ランプに触れると相手にダメージを与えた事になり、スコアが加算されるという、
仕組みは非常にアナログですが、現在の対戦格闘ゲームの先駆けのような内容です。


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