S.T.U.N. Runner―Spread Tunnel Underground Network Runner―

実機について 1989年にATARIから登場したシューティングレースゲームである。
同社のレースゲーム「ハードドライビン」をベースとしており、車体やコースにポリゴンを使用した3Dグラフィックを採用している。
特徴的なデザインの筐体は、プレイヤーがゲーム内で操縦する機体をイメージしてデザインされている。
体感筐体では無いが、あまり設置場所を占有しないスリムな構造となっている。
プレイヤーは時速900マイル(約1500km/h)を超えるエアカーを操縦し、様々な敵や障害物が待ち構えるコースを走破する。
バイクの様にシートに跨り、モニター下部の操縦桿でマシンを操作する。
操縦桿を奥に倒すと自機が加速し、手前に倒すとブレーキが掛かる。
操縦桿に付属する2つのトリガーで機体上部のレーザーキャノンを発射する。
走行中にスタートボタンを押すと、コース上の障害物を一掃するスマートボム「ショックウェーブ」を発射する。
(弾数制限あり)
メイン画面下の左側に制限時間・ベストタイム、中央に現在の速度、右側には取得したアイテムや破壊した障害物の数が表示される。

プレイ前に3種類の難易度のコースから一つを選択する。
スタート直前にコースマップが表示され、トンネルなどの大まかな地形が確認出来る。
更に画面下部には、コース上に落ちているアイテムや敵に関する情報も併せて表示される。
通常の平坦な道路の路肩にはガードレールがあるが、トンネル内は壁に沿って自由に機体を移動させる事が可能。
赤く点滅しているブーストパッドを通過すると自機が透明(ワイヤーフレーム)に変わって急加速する。
効果が切れるまで障害物を通過出来るが、連続してパッドを通過すると更に加速する。
障害物に衝突すると大幅にスピードダウンしてしまい、更に機体が破損してしまうと加速し難くなる。
制限時間内までにゴールに辿り着くとステージクリアとなり次コースに進むが、ゴール出来なければゲームオーバーとなる。
(コンティニュー可能)

業務用筐体はヨーロッパエリアではジャレコが、日本ではナムコとセガが発売している。
ATARI STの他、アミーガやコモドール64など様々な家庭用ゲームにも移植されている。


【参考資料】

ウィキペディア英語版
「Category:Atari arcade games」(https://en.wikipedia.org/wiki/Category:Atari_arcade_games)


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