ハネチャリ―極限度胸試し―

実機について

"堕ちるよ。頑張れ。"


2017年7月、バンダイナムコエンターテインメントから登場。
同社の期間限定イベント「VR ZONE-project i can-」でも公開された、バーチャルリアリティ(VR)の研究用筐体の一つである。
(2017年7月14日〜2019年4月末まで)
アクティビティ開発は株式会社ヒストリア、グラフィック関連はマーザ・アニメーションプラネット株式会社が担当している。
4人まで同時に参加可能。

操作する機体は、大きな翼と車輪が装備された人力のオーニソプター(羽ばたき飛行機)である。
体験者は頭部にVRゴーグルとヘッドホンを装着し、自転車型の筐体に跨って、
ハンドルを握りながらペダルを漕いで、機体の翼を羽ばたかせて空を飛ぶ。
基本的にペダルを漕ぎ続けると翼が上下して機体が上昇し、足を止めれば翼が固定されて機体が下降する。
ハンドルを左右に振ると旋回、前に倒すと前進・後ろに引くとブレーキが掛かる。
更にペダルを止めた状態でハンドルを前に倒すと、暫く高度を保ちながら滑空する事が可能。
これらの操作を組み合わせて、気流も上手く利用しながら墜落しない様に飛行する。

スタート地点の崖から細長い板が突き出ており、これが滑走路になっている。
板から車輪をはみ出さず、尚且つ墜落しないように力いっぱいペダルを漕いで空へ飛び出す。
眼下には川が流れ、緑溢れる美しい風景を暫く優雅に飛行していると、
頭上を通過した地形が突然崩れたり、狭い洞窟で激しい気流に翻弄されたり、様々な状況に遭遇する。
地形に激しく衝突すると墜落してしまい、その場から再スタートとなる。
複雑な地形を縫う様に飛行して、制限時間内までにゴールの天空城を目指す。

【関連項目】

  • プロップサイクル(1996年)…このVRアクティビティのモデルとなった、ナムコの人力飛行機体感ゲーム。

【参考資料】

バンダイナムコエンターテインメント「VR ZONE-project i can-」公式サイト
(https://project-ican.com/)

バンダイナムコエンターテインメント「VR ZONE SHINJUKU」公式サイト
(https://vrzone-pic.com/)

2017年7月13日、「VR ZONE-project i can-」のツイッターキャンペーンに奇跡的にも当選し、
東京・歌舞伎町で、グランドオープン前の「VR ZONE SHINJUKU研究発表会」に行ってきました!!

今回の新作VRアクティビティの中で個人的に気になっていた物の一つでして、真っ先に「釣りVR」を楽しんでから、
行列が少ない内にコチラも体験しました。
ペダルを漕いで空を飛ぶ体感ゲームと言うと、ナムコの名作「プロップサイクル」がありまして、
作者も当時は見掛ける度に遊んでいました。
しかし、同じ人力でも「プロップサイクル」は翼と推進用のプロペラが付いていて、
あまり力一杯漕がなくても滅多に墜落しないんですが、「ハネチャリ」は翼を羽ばたかせて飛ぶためか、
それなりに本気で漕がないと堕ちます(笑)
まずは、スタート地点の崖から突き出た細長い板…
一応、ココが滑走路なんですが、ペダルを漕ぎ出して板に乗ると"ミシミシ…"嫌な音が…
板渡りと言えば「高所恐怖SHOW」を思い出しますが、良く見るとサブタイトルが同じだなぁ…
それはさて置き、板の先っぽだけ集中して見る様な感じで、出来るだけ下を見ずに勢い良くペダルを漕いでテイクオフ!!
…板を通過した瞬間、いきなり垂直に落下!!(笑)
子供の頃に見た海外アニメっぽい愉快な展開ですが、目の前には容赦なくグングン地面が迫る!!
『あぁ〜!!』と叫んでいたら、ヘッドホン越しにナビゲーターさんから『思いっ切りペダルを漕いでください!!』との声が。
下を流れる川に突っ込む寸前、何とかギリギリで機体が上昇してくれました。
暫くナビゲーターさんのアドバイスを受けながら、美しい風景を優雅に飛行。
途中で地形が崩れて頭上に落下したり、気流に翻弄されながら狭い地形を通過させられる難所も…
ルートの中盤辺りで洞窟に入る場面があるんですが、作者は入り口で頭をぶつけて何度も墜落してしまい大幅にタイムロス。
結局、天空城の滑走路目前でタイムアップとなりました。
しかし、三回目の訪問となる2017年9月24日に改めてチャレンジした結果、タイムアップギリギリで天空城に到着出来ました!

基本的に一本道ですが途中で分岐点があるらしく、通過するルートによっては難易度が変わるようです。
ハンドル側の送風機と可動筐体のお蔭で、ホントに風と重力を感じながら空中散歩が楽しめますよ♪