三味線ブラザーズ

実機について エレメカを中心に展開していたゲームメーカー、カトウ製作所が2003年に開発・発売した音楽ゲーム。
筐体の販売はコナミが担当しているが、BEMANIシリーズではない。
三味線をテーマとしており、収録曲も民謡や演歌の他に、J-POPを三味線風にアレンジした曲もある。
難易度は「やさしい」「ふつう」「むずかしい」の3段階の他、「検定モード」も用意されている。

三味線コントローラーの棹(さお)に当たる部分には、上・中・下3か所の弦ボタンと、
胴には「ギターフリークス」のピッキングレバーに相当する入力部がある。
プレイ画面は「太鼓の達人」に近いレイアウトになっており、左端に三味線型の判定ラインがある。
右からバチ型の譜面が流れるレーンは三段構成になっており、上(赤)・中(青)・下(緑)と色分けされている。
それぞれの判定ラインに譜面が重なった時、棹にある弦ボタンを押しながら、
コントローラーに付属しているバチで胴の入力部を弾く。
曲終了までに設定点数に到達するとステージクリアとなる。

後に新曲追加・一部の曲を削除、三味線コントローラーの改善(バチが不要になる)等を施したバージョンも登場した。

作品について&戯言 解説にもありますが、意外な事に筐体の販売にはコナミが関わっていたようです。
収録曲や画面レイアウトなども、当時大ヒットしていた「太鼓の達人」を意識していたらしく、
実際に隣同士に設置していた店舗もありました。
作者も2007年4月末頃に、今は無きエキスポランドのゲームコーナーでプレイした事があります。
「ギターフリークス」と似たようなもんだろ…?と思いきや、譜面が「太鼓の達人」と同じように右から左へ流れ、
更に難易度は「やさしい」にも拘わらず、譜面の数がやけに多くて手も足も出ず、
結局ステージ1すらクリア出来ませんでした…

当時の状況的にも無理だったでしょうが、今やゲーム業界は競争から協調の時代になった事だし、
システムも根本的に見直した新筐体で、「太鼓の達人」とのセッションプレイを実現させてほしいものです。


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