(静岡伊豆)



ここは踊子の宿として有名です。
川端康成の「伊豆の踊子」の舞台となった宿で、実際に学生だった川端が泊まった部屋も残されていました。

橋を渡ると伊豆の踊子の宿「福田屋」がある 福田屋の玄関
玄関の前に踊子の像がある 内湯は階段を下った所にありました


部屋に通されるとさすがです。「伊豆の踊子」の文庫本が置いてありました。
ご主人のお話では小説には福田屋という名前は出てこないけれどここが舞台だそうです。

宿の前には川が流れていて、川の向かいに共同湯があって、飛び出してきた踊子がはだかで手を振ったーーー
踊子はまだ少女だったというくだりがあるのです。
川の向かいには以前は共同湯があったそうです。

伊豆を旅した川端青年が4日間ほどの出来事を小説にしました。
これが名作となって、6度も映画化されるなんてーーー

川端青年が泊まった部屋もそのまま残してあります。
撮影に使われたのはこの部屋ではなくて、別の部屋だったそうです。
今日はお客さんが入っていて見ることは出来ませんでした。

撮影風景の写真や、スターのサイン入り色紙がいっぱい飾ってありました。


部屋食だった夕食 露天風呂
川端青年が泊まった部屋 映画の撮影に使われた部屋の前で


川端康成が愛した伊豆の宿はもう一軒あって「湯本館」というのですが、これまでに2度ほど泊まりました。
でも今度の「福田屋」の方が本物という感じです。
まあどちらも昔ながらの風情があって良かったです。

内湯は古い感じで昔ながらの温泉でしたし、食事は部屋食でした。
懐かしい日本の宿です。


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