(秋田・大仙市)



強首温泉樅峰苑(こわくびしょうほうえん)は旅の手帖という雑誌で知りました。
秘湯を守る会でもありましたので行ってみたくなりました。

表玄関は千鳥破風、唐破風の屋根という大地主の贅を尽くした建築は見事という他はありません。
強首地震の体験から、宮大工であった匠長を1年間京都に派遣して耐震技術を習得させて、
建材にもこだわり、最高のものを求めて完成させたそうです。

いいものはいいです。
懐かしい和風の部屋は郷愁を誘われます。
畳の部屋が4間ある間取りはかっての家はどこもそうだったと思います。
うちもそうでしたから。
でも10畳が4間ってすごい!

この襖を取り払った40畳の食事処は見事な空間で、解放感とやすらぎを感じました。
お料理も良かったです。

表門 登録有形文化財の宿
宿のシンボル モミの木群 16,3mの一枚通しの秋田杉の廊下

この建物は登録有形文化財となっていますが、大仙市の天然記念物に指定されているモミの木群もあります。
かって、樅ノ木は神社や仏閣、由緒ある所しか植えることができなかったのだそうです。
樹齢380年の樹もあるそうですから、その価値が分かろうというもの。

ほかにも歴史的価値のあるものがたくさんあって凄いです。

お湯は金泉でいいお湯でした。
満足な宿でした。

内湯 ひのき風呂 露天風呂 こもれびの湯
食事処は40畳の大広間と茶の間 夕食


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