(奈良)
    杉古木の原生林の山でした。    
玉置山の玉置神社(世界遺産)
(2018・10・30)



今日はラクラク登山で、標高900mの玉置神社の駐車場から歩きます。
玉置神社は熊野三山の奥宮で、世界遺産の熊野古道大峯奥駈道の中に入っているそうです。
神代杉という樹齢3000年の杉があるそうですので、それも見てみたいです。

片側が崖になった道を暫く歩くと、杉の樹林帯の参道が見えてきました。
ここの杉は天然杉原生林というのですから、なお立派なものだと感じます。
参道に張られたロープには白い半紙の神垂が付けられていて、神社らしさが続きます。
木柵で囲まれた巨大な杉が見えて来たら、大きく回り込むと石の鳥居がありました。

石段を上ると玉置神社の古い本殿があり、参拝して山旅の安全をお願いしました。
それから左側の塀をくぐると、さらに大きな杉の木々が現れました。
まず夫婦杉があり、その奥の神代杉にどーんと正面からご対面。

本当に大きくて、立派なものでした。
写真は上の方は写りません。

玉置神社の駐車場から歩く 杉巨木群の中の参道
参道の入口 幟の揺れる参道
樹齢3000年の神代杉 夫婦杉

再び本殿に戻って社務所の方へ行くと、玉置山への道がありました。
さらに杉原生林の中を登って行くと、奉納された木の鳥居が続いていました。
そして大きな杉の木を木柵で囲った所に着きました。

ここが玉石社でした。
平安時代、役行者がここに財宝を埋納し、福徳を祈念した所だと書かれていました。
役行者は吉野から熊野への修験道を開いた、山岳修行のお坊さんでした。

今で言うと、三百名山を歩くプロアドベンチャーの田中陽希さんに似ている。
と、思ってみました。

それから杉林は雑木林となって玉置山山頂に着きました。
一方は林でしたが展望の開けた方もあって、山並みの向うに海も見えました。
お地蔵さんもいて、汐見地蔵と名前がありました。
やっぱり海も見えるのだ。熊野灘でしょう。
ここまで1時間程の行程でした。

神社では、ツアーのグループさんとか多くの人達と出会いましたが、山頂で会ったのはわずかでした。

でも、杉の原生林の中に鎮座する玉置神社を見られるだけでもありがたいことです。

役行者が開いたとされる玉石社 玉置山山頂(1077m)
汐見地蔵 山頂の標識と三角点


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