(長野)
徳本峠より蝶ヶ岳を望む
(1998・10・11〜12)


蝶ヶ岳は展望抜群の山です。



のぼるは若い頃、奥穂高岳に登ったが、やまよは山はもちろん、上高地も初めてだった。
上高地へ行くからには山に登ろう、ということで蝶ヶ岳へ登ることになった。
朝焼けの蝶ヶ岳ヒュッテから、富士山を遠望します
振り向くと槍・穂高連峰の大パノラマです
真ん中に乗鞍岳が、左奥に御嶽山が見えています
1日目
10月の朝の上高地は寒かった。
梓川は美しく澄んでいたが、冷気が立ちのぼり幻想的だった。梓川沿いに横尾まで広い道を歩いた。
ここの分岐を右に進んで、樹林の中の急坂の登山道を行った。
槍見平で少しだけ展望がひらけたが、また樹林の中の急登になった。

ハイマツ帯の砂礫の道に来た頃には、足も重くなって、痛くなった。
やっと稜線に出たが、目あての蝶ヶ岳ヒュッテはまだ見えない。
疲れた足で尾根を行くと、やっとヒュッテが見えた!

そして槍・穂高の大パノラマを眺める気になった!
そして小屋でいったん落ち着いてから、蝶ヶ岳(2677m)に立った。

本格的な山小屋に泊まるのは初めてなので、何もかもめずらしかった。山小屋の食事、トイレ、寝床など。

食堂で待っていると、男性が声をかけてきた。
「どちらからですか?」
「大阪からです」
「えーっと」
彼の尋ねたかったのは、どのコースから来たかということらしかった。
彼は常念岳からここへ縦走して来たのだった。

山でどちらから?と聞かれたら、まずはコースを答えるものと心得た。
やっと稜線へ出ました 山頂から蝶ヶ岳ヒュッテを見る

2日目
朝のヒュッテの前からの日の出は、素晴らしいものだった。
初めて見る光景は、息をのむほど美しかった。人は本当に感動すると無言になるのではないか!

富士山も見えた!朝焼けの槍・穂高連峰の大パノラマ!
絶景を満喫して、天気に感謝して、下ることにした。

徳沢へ下り、明神池を散策して上高地に戻った。今夜の宿は、西糸屋山荘。
明日は乗鞍岳へ向います。
1日目
上高地(6:40)→横尾(10:10)→蝶ヶ岳ヒュッテ(14:20)

2日目
蝶ヶ岳ヒュッテ(6:40)→徳沢(10:40)→西糸屋山荘(15:30)


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