ヘッドオン

実機について 1979年にセガから登場した、ドットイートタイプのアクションゲームである。

4方向レバーと加速ボタンを使って、黄色い車(マイカー)を操作する。
コースは画面の形に合わせて、丸みを帯びた四角い形になっており、外周から内周まで計5車線が存在する。
コースの中央には、スコアや残機表示がある。
プレイヤーが操作するマイカーは、画面中央下部から反時計回りにスタートする。
画面には赤い敵車(レッドカー)が配置され、プレイヤーの背後から時計回りにスタートし、執拗にマイカーを追跡する。
サーキットにはドット(・)が敷き詰められており、レッドカーの追跡を交わしながらマイカーで回収するのが目的である。
マイカーは一旦走り出すと停止出来ず、車線を越える事も不可能だが、サーキットの上下左右に車線が切れている部分があり、
この部分に差し掛かった時のみ、レバー操作で任意の車線に進路変更が出来る。
ゲームを進めると時々、レッドカーが通過したドットが赤い菱型に変わり、回収すると高得点となる。
コース内のドットを全て回収すると1ステージクリアとなる。
ゲームを進めるとレッドカーが最大3台までに増加され、更に難易度が上がっていく。

業務用ビデオゲーム初期の作品としては難易度が非常に高いためか、マイカーの進行方向も変更可能になるギミック
「Uターンゾーン」が追加された「ヘッドオンII」も登場した。

【関連項目】

  • スペースチェイサー…1979年にタイトーから発売された、ほぼ同じ内容のドットイートゲーム。
    敵ミサイルの追跡を交わしながらロケットを操作する。燃料の概念があり、加速ボタンを使い過ぎるとボーナスが減ってしまう。
  • パックマン…1980年にナムコが発売したドットイートゲーム。
    非常に単純なデザインながらコミカルに描かれたキャラクターと、敵に逆襲出来る要素(パワーエサ)の導入、
    更に軽快なBGMで世界的なヒット作となった。
  • ラリーX…1980年にナムコが発売したアクションゲーム。
    車を操作してフィールド内の黄色い旗を全て集める。ドットイートゲームの発展形とされる。

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