湾岸ミッドナイトMAXIMUM TUNE

実機について

"―そうさ、これからが始まりさ…オレとZの湾岸ストーリーがな…!―"

2004年7月、ナムコから登場したレースゲーム。
小学館の漫画雑誌「ビックコミックスピリッツ」で人気を博し、長期連載されていたレーシング漫画
「湾岸ミッドナイト」(作者・楠みちはる)を題材とした、疑似3Dドライブゲームである。
前作「湾岸ミッドナイトR」筐体は1台で2人分がセットになっていたが、1人一台として大幅に筐体デザインを変更。
基板も新規に開発された「ENMA(Enhanced Machine)=エンマ」を搭載。更に画質の向上・ゲームシステムも改良がなされた。
足元のアクセル・ブレーキペダルで加速と減速、ステアリングで自車を操作する。
ステアリングホイールの左側に、H型6速シフトレバーがある。
原作漫画と同様に、実在の高速道路をサーキットとして走行し、ライバルが操る車とレースバトルを行う。
但し、諸般の事情によって原作と異なり、廃止となった首都高速道路をサーキットとして活用している設定である。
登場する車も原作の設定に沿って、実在メーカーの市販車が採用されているが、
諸般の事情により、一部の登場人物が乗る車が変更されている。
専用リライタブルカードに登録すると、「馬力」「称号」「クリア情報」「パスワード」等が、カードに直接印字される。

旧作品に存在した「ライフゲージ」を廃止。
ストーリーモードや乱入対戦モードでは、規定距離を先に走り切った方が勝ちと言うシンプルなルールに変更された。
レース中は画面隅に対戦相手の顔が表示され、状況に応じて原作の名セリフのカットインがあり、バトルを盛り上げる。

メインである「ストーリーモード」は全20話構成。原作の登場人物と高速道路を舞台にバトルを繰り広げる。
基本的に1対1のバトルだが、ストーリーによっては2人のライバルを相手にバトルを展開する。
このモードでは自車のチューニングが可能。最初は600馬力までだが「ストーリーモード」のオールクリア回数に応じて上昇し、
3週目クリアした時点で最大800馬力になる。

「乱入対戦モード」は、これまでのシリーズと同様に2人で対戦する。
相手がプレイ中の時に乱入歓迎状態であれば、空いている筐体にクレジットを投入して、
エントリー中に乱入対戦を選択すると対戦開始となる。
レース中でも筐体に付属する「乱入切替ボタン」で、乱入の歓迎・拒否の切り替えが出来る。
更に、レース開始直前に表示されるコース紹介画面で、対戦する両者がブレーキを踏んでいれば、真剣勝負(ハンデキャップ無し)になる。
このモードでは文字通り、馬力・車の特性・チューニング内容が反映され、ラバーバンド効果(所謂、スローブースト)も無い。

「タイムアタックモード」のコースは「首都高C1内回り・外回り」「新環状左回り・右回り」の4種類と、
料金追加によって全区間を走行可能になる「首都高一周コース」も選択可能。
制限時間内までのゴール到達タイムを競う。
「首都高一周」を除く各コースでは、3ヶ所のチェックポイントが設定され、通過時に制限時間が加算される。
ココでは自車のチューニングが出来ないが、あらかじめ最大800馬力にセッティングされた状態になっている。
更にスペシャルマシンとして「悪魔のZ」「ブラックバード」「レイナ仕様GT-R」など、原作に登場するマシンも選択可能。
但し、スペシャルマシンはセッティングが出来ない。

【関連項目】
マリオカート アーケードグランプリ…一部筐体デザインが共通する(但し、搭載される基板は別物)


湾岸ミッドナイトMAXIMUM TUNE 5DXプラス

実機について

"―撃墜させてもらおう 走り続けてきた経験とプライドにかけて―"

2016年12月、バンダイナムコエンターテインメントから登場したレースゲーム。
小学館の漫画雑誌「ビックコミックスピリッツ」で人気を博し、長期連載されていたレーシング漫画
「湾岸ミッドナイト」(作者・楠みちはる)を題材とした、疑似3Dドライブゲームである。
上記「湾岸ミッドナイトMAXIMUM TUNE」から数えて、通算9作目のシリーズ作品となる。
筐体も「湾岸ミッドナイトMAXIMUM TUNE 4」(2011年)から、16:9ワイド液晶モニターを採用、
モニター両側スピーカーにLEDを内蔵する等、大幅にデザインを変更された。
足元のアクセル・ブレーキペダルで加速と減速、ステアリングで自車を操作する。
ステアリングホイールの左側に、H型6速シフトレバーがある。
原作漫画と同様に、実在の高速道路をサーキットとして走行し、ライバルが操る車とレースバトルを行う。
但し、諸般の事情によって原作と異なり、廃止となった首都高速道路をサーキットとして活用している設定である。
「MAXIMUM TUNE 3」以降からは首都高のみならず、名古屋・大阪・福岡の都市高速道路も新たなコースとして追加されている。
更に「MAXIMUM TUNE 5」の新コースとして、「箱根(大観山)」「首都高3号渋谷線」「首都高4号新宿線」等が追加された。
登場する車も原作の設定に沿って、実在メーカーの市販車が採用されているが、
諸般の事情により、一部の登場人物が乗る車が変更されている。
ストーリーモードや乱入対戦モードでは、規定距離を先に走り切った方が勝ちと言うシンプルなルールである。
レース中は画面隅に対戦相手の顔が表示され、状況に応じて原作の名セリフのカットインがあり、バトルを盛り上げる。
(以下の解説は「MAXIMUM TUNE 5」を基準とする)

メインである「ストーリーモード」は、これまで通りに原作の登場人物と高速道路を舞台にバトルを繰り広げる。
基本的に1対1のバトルだが、ストーリーによっては複数のライバルを相手にバトルを展開する。
1話から60話まで、原作をモチーフとした各10話区切りのストーリーを進めていく。
このモードでは自車のチューニングが可能で、最大830馬力に達する。

「全国分身対戦モード」とは、「MAXIMUM TUNE 3」から追加されたゲームモードである。
「MAXIMUM TUNE 4」以降のバージョンから、セガ・インタラクティブが運営するネットワークサービス「ALL.Net」を介して、
全国のプレイヤーの分身と対戦する。
相手の分身に勝利するか、自分の分身が全国のライバルに勝利すると、「マキシゴールド(単位=G)」を獲得する。
「マキシゴールド」で様々なアクセサリー・パーツを購入して、自分のマシンに好みのドレスアップが可能。

「乱入対戦モード」は、2人から最大4人まで対戦可能になった。
更に「MAXIMUM TUNE 5」からは、「エクストリーム乱入対戦モード」も追加された。
このモードではスタート・ゴール位置が変わったり、レース補助表示が隠される等、通常と異なる条件でレースを行う。

バナパスポートカードに登録すると、「馬力」「称号」「クリア情報」「マキシゴールド」等のプレイヤーデータが記録される。
一枚のカードに最大100台のマシンが登録可能。
カードを使って、筐体と共に設置されている「湾岸ターミナル」にアクセスすると、所持金に当たる「マキシゴールド」を消費して、
エアロパーツ取り付け・ボディへのステッカー貼付け・ホイールの変更等、自車に様々なアクセサリーを装着する事が出来る。

今作は2015年12月から稼働していた「湾岸ミッドナイトMAXIMUM TUNE 5DX」のアッパーバージョンである。
以前から要望の高かった人気メーカーである、「ランボルギーニ」と「ホンダ」が新たに加入。
ランボルギーニから「カウンタック LP400」「アヴェンタドール LP700」、ホンダからは「NSX(NA1)」「NSX(NC1)」が追加された。

【関連項目】
マリオカート アーケードグランプリDX…筐体デザインが一部共通する(但し、搭載される基板は別物)


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