さんさんと照りつける太陽。
手にしたアイスと同じようにだらだらと汗を垂らして商店街を歩く。
日差しと気温だけを見れば不快指数は100を超えるが
これから好きな人と二人きりで過ごせると思えば
暑さもまだ少しくらいは許せる気がした。
ぼたぼたと汗をこぼすアイスはもう下から食べていくしか仕様がない。
隣を歩く人が同じようにアイスを尻からかじっていく様子を横目で見れば
どれだけ暑くとも自然と笑顔になった。
溶けるアイスを服につけないように気をつけて食べていると、
前から聞きなれた声が聞こえてきた。
オレたちの前に現れたのは
>山本
>ディーノ
>瓜
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