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論評とは名ばかりで、わたしの電子日記とリンクしてるただのたわごとです。
 11      大フィル木管カルテット×AJO宗清洋カルテット
サタデーナイト、友紀といっしょにジャズ&クラシックのコラボライブに行ってきた。場所は武庫之荘にあるLive Spot Arrowという、アロージャズオーケストラ関係者が経営しているライブハウス。武庫之荘、もとい尼崎にこんなライブハウスがあるとは知らなかった。“北野タダオとアロージャズオーケストラ”といえば、学生のころ、博美に誘われて甲南女子大のホールで見たことがある。もうどんな演奏だったか覚えてないけど、演奏会が終わったあと、なぜか真っ暗な学生食堂に潜入し、そこにあるピアノを博美が弾き乱れていた記憶だけがよみがえった。
 店内は意外と明るく、わたしたちはスタッフに案内され、一番前の席につくことができた。 運ばれたお酒とお料理を味わっていると、しばらくして店の経営者が司会者として登場した。今日の曲はすべてこのかたが独断で選曲したのだとか。そしてメンバーが登場しそれぞれの楽器のソロを披露。プレイヤーは以下のとおり。
 @大フィルのオーボエ奏者、加瀬孝宏氏。なにを隠そう彼こそわたしがこのREVIEWの「大フィル×李心草」ページで酷評?していた人物である。「ジャズはむずかしい」と語っていた。A大フィルのフルート奏者、井上登紀氏。生まれは広島、育ちは東京、そして8年前から大フィルに入団し西成に在住している彼は、マイクで挨拶を勧められ、「ええ〜」と言って遠慮するのかと思いきや、いったんマイクを渡されると緊張した様子もなくやけに饒舌だった。政治には「まったく興味がありません!」と断言していたが…。Bアロージャズオーケストラのトロンボーン奏者、宗清洋氏。御年いくつくらいだろうかと思ってしまったが、演奏している姿がめちゃくちゃかっこよかった。音も、司会者に「年の功」と言わしめるだけあって、渋くて温かみのある音だった。Cドラムスは高津富士男氏。こちらもまあまあいいオヤジ世代だが、優しい笑顔が印象的。Dベースは井上幸祐氏。あのデカイベースを軽やかに操るソロは視覚的にも楽しかった。Eピアノは石田ヒロキ氏。今回のメンバーで最年少の彼は、FM箕面で番組をまかされているというツワモノ。帰ってネットで調べてみたら、彼はあの北野タダオ氏に師事していることがわかった。F大フィルのクラリネット奏者、ブルックス・トン氏。おなじみのブルックス氏だが、今日はナンバーに合わせてジャズっぽい大らかな音で楽しませてくれた。G大フィルのファゴット奏者、畦内雅人氏。このかたも一見おとなしそうに見えるが、蛇のように舌を出してみせたり、愛器のファゴットをバズーカ砲に見せかけてポーズを取ったりと、意外におちゃめだった。奥様も見に来られている様子だった。…こうして見ると、大フィルのメンバーてけっこう濃いなあ。
 ジャズと言ってもさらにいろんなジャンルがあるらしく、ポピュラー、ブルース、ラテン、ボサノヴァといろいろ聴くことができた。ボサノヴァはやっぱりフルートがよく似合う。ブルースはクラかな。マンボNo.5では司会者の意図により、全員歌わされていて、なんかなんでもアリで笑えた。そういえば中学のときよくブラバンでやって歌ってたなあ。「スイ、スイ、スイ、よけろ、マンボ、マンボ♪」
 とにかく生で聴けるっていうのはすばらしい。ジャズももっと聴いていきたい。もっと年を重ねていって、ひとりでふらりとジャズバーに入ってライブを楽しめるようになるといいな。友紀は「こういうジャズクラブ経営したいよな〜」と言っていた。たしか前は「マンガ喫茶経営したい」言うてたはず。いくら経営学部出てる言うてもなあ…。笑
 ていうかまたしても批評じゃなくてただの日記になってしまった。しかもまとまりがない。ちなみに赤ワイン「カベルネ」を間違って「カルベネ」と注文していた自分はかなりイケてない気がした。(しかも2度も) 川島なお美への道は遠い。

キワモノぞろいのメンバーがた

 
 
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