8月18日、大阪城薪能へ。今年は早めに行って並んだので、けっこういい席で観れた。
新作能ってのを初めて観た。秀吉・家康・聖徳太子がいっしょに出てくるってのがおもしろい。でもやっぱり夢幻能!「石橋」は能のイメージそのものって感じでめちゃくちゃカッコいい。獅子だから?初めて行った京都薪能のときも、最後はこの「石橋」だったな。狂言の「口真似」もおもしろかった。狂言は愛せるキャラばっかりでなごむ。
で論評と言っても、わたしはまだまだお能を論評できるほど玄人ではないので、ここでは薪能に来てた客のマナーについて。去年は前に座ってた若い女子ふたりが上演中ずっと恋愛話に花咲かせてて参ったけど、今年は隣にいたオバ様がたが、「もう飽きてきたな〜」「そろそろ帰ろっか、これまた長そうやし!」「ぎゃっはっはっは」と、なんとも興ざめな言葉だけ残して上演中に堂々と帰っていった。月明かりの下で薪の幽玄な雰囲気を味わいながら自由に楽しむもの、それが薪能なんだろうけど、やっぱ最低限のマナーってあると思う。
|