バトルシャーク

実機について

第三次世界大戦、地上での戦いは熾烈を極め、遂に戦場は海洋へと発展していった。
「和平交渉は敵の罠だ!やつらは海底に巨大要塞を建造している!」
「バトルシャーク出動だ!」


1989年、タイトーから登場した擬似3Dシューティングゲームである。
プレイヤーは最新鋭潜水艦「バトルシャーク」のガンナーとなり、次々と迫りくる敵兵器を魚雷で残滅する。
筐体も潜望鏡を模したデザインになっており、プレイヤーは潜望鏡を覗き込む様に画面モニターを見る形となる。
画面上部にはスコアと現在のラウンド表示、画面下部の左にダメージゲージ、右には魚雷の総弾数が表示される。
更に画面下部中央には自機のパワーアップ状態が3段階のグラフで表示される。
自機「バトルシャーク」は自動操縦になっており、プレイヤーは潜望鏡に付属するハンドルで画面に表示される照準を動かす。
照準を目標に合わせてハンドルに付属するボタンを押すと、前方に向かって魚雷が発射される。
魚雷は連射が可能だが、一定数撃ち尽くして弾切れを起こすと自動的に補充されるまで次弾が撃てなくなる。
更に発射して命中するまで時間差があるため、敵の移動方向を予測して発射しなければならない。

進行中に4種類のアイテムが現れ、魚雷で破壊すると以下の効果が得られる。

【赤】…バトルシャークのダメージ回復。
【青】…取得した瞬間に魚雷が補充される。
【緑】…バトルシャークの攻撃力が上がる。(3段階まで)
【黄】…以下の効果がある。
パワーアップしていない状態で取得すると広範囲の敵にダメージを与える。
パワーアップしている状態で取得すると一定時間、魚雷に追尾効果が付加される。

敵の魚雷などの攻撃も自機の魚雷で相殺する事が出来るが、敵の攻撃が命中すると自機のダメージゲージが上昇する。
更に一度でも敵の攻撃を受けるとパワーアップが1段階下がってしまう。
ダメージゲージが完全に右に到達するとバトルシャークは破壊され、ゲームオーバーとなってしまう。
全10ラウンド構成になっており、基本的に海底を進むが、海面に浮上して進むラウンドもある。
各ラウンドの終端に待ち構える巨大兵器を破壊すると次ラウンドに進む。
最終ラウンドの巨大要塞を破壊するとエンディングとなる。

【関連項目】

  • ペリスコープ(1966年)…セガから登場した潜水艦の魚雷攻撃をテーマとしたエレメカ。同社初のアーケードゲームである。
  • サブマリン(1978年)…ナムコから登場。上記と同じく潜水艦の魚雷攻撃をテーマとしたエレメカ。
  • サブマリンズ(1999年)…ナムコから登場。上記「サブマリン」をビデオゲームとしてリメイクした作品。


【参考資料】

タイトーメモリーズシリーズ(プレイステーション2用ゲームソフト/発売・タイトー/2005年〜2007年)


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