BREAKOUT(ブレイクアウト)

実機について 1976年、ATARIから登場。同社の大ヒット作「ポン」に続く業務用ビデオゲーム。

画面は「ポン」の横画面から縦画面に変更。
「ポン」と同じく筐体に付属しているダイヤルで、画面下に表示されている長方形のパドルを操作してボールを打ち返して
画面内のブロックを全て消す。パドルは左右以外に動かす事が出来ない。
タイトルロゴにラケットを持った囚人風のキャラクターが描かれているが、刑務所に入れられた囚人が脱獄を試みて、
壁打ちテニスで遊ぶフリをしながら壁に穴を開けているという設定があるため。

所謂「ブロック崩し」の代表作として世界中で大ヒットとなり、「ポン」に続いて当時の各ゲームメーカーから亜流や海賊版が発売された。
日本ではテーブル型筐体が喫茶店等の客寄せとして設置され、爆発的なヒットとなった。
なお、オリジナルの「ブレイクアウト」の日本国内での販売元はナムコである。
1978年には続編「スーパーブレイクアウト」が登場した。(下記参照)

作品について 2013年新春のスタートを飾る作品は、「ポン」と同じく歴史的に重要なゲーム筐体のミニチュアから(笑)

コチラは当時の一般的なアップライト筐体に準じたシンプルなデザイン。
形状的にやや近い「ゼビウス」の筐体を参考に製作。
タイトルロゴは資料からプリントですが、モニターのパネルは光沢紙に油性マーカーで手描きしました(笑)

戯言 『ポン』と同じく、これまた歴史的経緯に触れると長くなるので端折りますが…

作者のゲーム歴は模型歴とほぼ同じ30ン年ですが、初めて業務用ゲームに触れたのは「ブロックくずし」でした。
幼稚園児の頃に母親の友人が喫茶店を経営してまして、ヒマな時間帯に買い物帰りに休憩がてら親子で尋ねて、
ジュース飲みながらタダで1ゲーム遊ばせてもらってました(笑)
白黒画面のテーブル筐体でしたが、コレが「ブレイクアウト」か他社のブロックくずしだったか記憶が曖昧…

社会現象にもなった「スペースインベーダー」の大ブームに埋もれて、ゲーム市場から早々と消えてしまいましたが、
「アルカノイド(タイトー)」による第二次ブロックくずしブーム以降は、同ゲームのリメイクやパソコン用のフリーソフト等が
現在でも安定した人気を保っていますねぇ。
作者も兄と共有でファミコンから最新のゲーム機まで一通り所有してますが、たまに気晴らしにファミコン版の
「アルカノイド」や「謎の壁・ブロックくずし(コナミ)」を引っ張り出して遊んだりしてます。


SUPER BREAKOUT

実機について 1978年、ATARIから登場。 「ポン」以来の大ヒット作となった「ブレイクアウト」の続編である。
パドルを使ってボールを弾き、破壊可能な壁にぶつけるという基本的なゲーム性は『ブレイクアウト』と同じだが、
『スーパーブレイクアウト』には3つのゲームモードが用意されている。

「ダブル」…上下2つのパドルを同時に操作し、ボールも2つ同時に出現する。1つ落としてもミスにならない。
「キャビティ」…2つのボールが壁の中に閉じ込められており、壁を崩して解放する事が出来る。
「プログレッシブ」…順調に壁を崩すと、壁全体が上から一段ずつ下がってくる。

前作「ブレイクアウト」に続いて、日本国内での販売元はナムコが担当している。


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