エンデューロレーサー

実機について 1986年、セガから登場。前年に登場したバイクゲーム「ハングオン」の関連作品。
前作はターマック(舗装道路)のみで構成されていたが、オフロードバイクをテーマとした今作では全域ダートコースとなっている。
筐体にはハンドルが付いたモトクロス風の可動座席があり、実際に跨って操作する。
この座席は後ろに軽く傾斜するようになっており、プレイヤーの体重移動で傾斜させることに寄ってバイクの前輪が浮き、
ウィリー走行するようになる。
コースの要所には盛り土状のジャンプ台があり、速度を維持してタイミング良くウィリーすると高く遠くへジャンプする。
ジャンプ台を越えた辺りには岩が点在しているため、必然的にジャンプのテクニックをマスターしなければクリアは難しくなる。
障害物としてライバルのバイクやオフロードカーも現われ、路肩にも樹木や大岩・廃車体等がある。
さらに特定のステージに存在する水辺に乗り上げると、大幅にスピードが下がってしまう。
そのため、前作のスピード性よりもアクション性を重視した内容となっている。
「ハングオン」同様にチェックポイントを通過するとタイムが追加され、停止せずにシームレスにレースは続行する。
作品について&戯言 製作は「ハングオン」「スーパーハングオン」と同時進行なので、詳細は「ハングオン」の解説に譲りますが、
強いて言えば、スチレンボードとエポパテの使用が可動座席と床だけで、モニター部分の筐体はプラ板。
一応、座席も可動しますがシャフトなどに固定せずに、写真撮影時に上向きに差し替えているだけの手抜き仕様(笑)

作者がこのゲームに触れたのは「ハングオン」と同じ、地元・大阪市西成区のボウリング場でした。
「ハングオン」とは別にエントランスホールの左側にある、主にエレメカやカジノ系ゲームが置かれている場所にありました。
レースゲームは好きな割りに苦手な作者ですが、ウィリージャンプで障害物を飛び越えるアクションが面白く、
お金に余裕があると時々遊んでました。「ハングオン」よりもプレイ回数が多いかも…?
しかし可動部分が劣化しやすかったのか、残念ながら撤去は「ハングオン」よりも早かったように記憶してます。
家庭用の移植に恵まれていない作品ですが、近所の友達が「SEGA MarkIII」を持っていて「スペースハリアー」共々遊ばせて貰いました。
ハードのスペックの関係からか、ゲーム画面が3Dから俯瞰斜め視点になっていたりと大胆に変更されてしまいましたが、
作者のお気に入りだったメインテーマ曲が意外と再現度が高かったりして、それなりに遊べる内容でした。


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