実機について | 1986年9月にセガから登場した、擬似3D式カーレースゲーム。 「ハングオン」から始まった、同社の体感ゲームシリーズ第4弾。
一般に見られるオーソドックスなレースゲームと同様、ハンドルで自車を左右にコントロールし、
レースの体裁を取っているが、順位の概念は無い。
同社の体感筐体シリーズと同様に、当時としては破格の美しいグラフィック・BGMで、 |
作品について&戯言 |
「アフターバーナー」「スペースハリアー」共々、現在も語り継がれる体感筐体ゲームの世界的大ヒット作ですね! これらビデオゲーム史に残る名作達をミニチュア化する計画は、この展示サイト立ち上げ時からありましたが、 まだ腕も未熟な部分もあって、今まで見送っておりました。 2015年3月頃から漸く準備を始め、他の作品と並行しながら時間を掛けて製作しました。 筐体の可動の再現も然る事ながら、3作品の中で一番厄介な造形でした。 複数の筐体タイプがあるゲームにおいて、作者の場合は一番作り応えがありそうなデラックス筐体をチョイスしています。 しかし複雑なデザインの今作では、無難にスタンダード筐体にしようか迷ったんですが、 下記のように目立つ部分であるタイヤの試作に成功したので、デラックス筐体製作に踏み切りました。 この作品で最も力を入れたのは、筐体後部に付いている後輪部分。 タイヤはスチレンボードから切削したもの。 それを半分ほどの深さに慎重に掘って、バーニアパーツとプラ板の小片から作ったスポークホイールを嵌めこんでます。 やや荒いですが実機のような立体感が表現出来て、これまでの苦労が報われました。 でも、もうちょっと大きめに作ったほうが良かったかな? 筐体を安定した状態で動くように可動軸を2軸にしており、位置合わせも仮止め→失敗を繰り返しながら慎重に進めました。 作者がこのゲームに触れたのは「ハングオン」や「アフターバーナー」等の解説記事にも登場した、地元のボウリング場です。 今作のデラックス筐体だったんですが、意外にも他のゲームと違って殆どプレイした事がありません。 苦手ではあるものの決して嫌いではなく、他に興味がそそられるゲームがあったのと、 一日100円の小遣いが貴重な時期だったので、迂闊にプレイしてゲームオーバーになりたくなかったためです(笑) この時も兄貴が遊んでいるところを傍らから見ていて、残りタイムが少なくなってきたのを見計らって 素早く交代してプレイさせてもらいました。 後年になってから南海難波駅にあるデパート、高島屋の屋上のプレイランドで真面目に1ゲームプレイしたくらいかな? 基本的に上手い人のプレイを見学して満足していました。 まともに遊んだのはPCエンジン版などの家庭用移植作品からです。 完全移植作品が出た現在でもクリア出来ませんが、「MAGICAL SOUND SHOWER」など3種類のBGMは本当に聞き応えがあり、 兄貴から貰ったサウンドトラックCDは、マイカーでのドライブで欠かせない一枚です。 |