ビートマニア

実機について 1997年登場。
記念すべきシリーズ第一弾。
ボタン配置から、ファンの間では通称「5鍵」と呼ばれる。
画面上から降りてくる「譜面」(オブジェクト)を画面下にある赤いラインに差し掛かった時、曲のリズムに合わせてタイミング良くボタンを押す。
タイミングに応じて判定され、「GOOD」以上なら画面下の「グルーヴゲージ」が上昇し、「BAD」以下なら一定量減少してしまう。
そのステージが終了するまで「グルーヴゲージ」が一定量残っていればステージクリア。
このシステムは後の「BEMANI」シリーズの基本ルールとなっている。

演奏する曲は「ヒップホップ」「レゲエ」「テクノ」「ハウス」等、非常に多彩。
後に小規模店舗向け等として、小型筐体も販売された。(別項参照)
さらに上級者向けに鍵盤を7個に増やし、画質・音響システムを増強した「ビートマニアII」「ビートマニアII DX」、
従来機の操作感を維持しつつも、画質・音響システムを増強し、入力装置としてペダルを追加した「ビートマニアIII」が登場した。
2002年「THE FINAL」を以て、シリーズ終了となった。

代表曲…「20,NOVEMBER」-N.A.R.D-

模型について 模型は1999年7月頃、同時に製作開始した3種類(DDRDDR-solo・ビートマニア)の内の1つ。
最初の作品ということで、サウンドトラックに掲載されている資料集や雑誌に掲載された実物写真を見比べながら、
息抜きを兼ねて実物で遊んだり、色々試行錯誤しながら作りました。
ターンテーブルは個人的に拘った部分で、一円玉より小さいですが指先で触れば本当に回転します。
ちょっと造形的にややこしい部分が多いので、思いのほか製作難易度は高いです。
マーキー(看板)はゲーム雑誌のコピーを切り抜いた物。
改めて実物と比べると、全体的にちょっと小さかったかなぁ…

2007年夏 作品を修正。
・モニター部分の角度が浅すぎていたため、全面的に作り直し。
・ターンテーブルを作り直し。取り払ったターンテーブルは「mini筐体」へ移植。

2008年5月 劣化のため、作品を修正。
・マーキーと画面を、初代「beatmania」に変更。

2008年10月 「5鍵盤」各シリーズのマーキー・画面に張替え可能になりました。
遅ればせながら、「ビートマニア(5鍵盤)10周年記念」と言うことで、是非こちらも参照してください。
模型で辿るビートマニア(5鍵盤)シリーズの歴史

戯言 それまでは全くと言って良いくらい、音楽に興味の無かった筆者にとって、趣味の範囲を広げてくれた記念すべきゲームです。
それまで筆者は、シューティングゲーム専門(ヘタですが)だったので、このゲームとの出会いは本当に衝撃的でした。
初プレイ時は、最低難易度曲「U GOTTA GROOVE」(ヒップホップ)すら指が動かずに撃沈しましたが、
その後はイメージトレーニング用にと、「BEATMANIA 2ND MIX COMPLETE」(サウンドトラック)を購入したり、
家庭用移植版を専用コントローラーと共に即買いして練習しました。
中難易度曲「20,NOVEMBER」(ハウス)を、クリア出来た時の感動は忘れられません。

家庭用「7thMIX」「THE FINAL」は未だに移植されず。
「ビートマニアIII」と共に移植して欲しいなぁ。
2007年は生誕10周年なのに…


HipHopMania

1997年登場。
北米業務用向けに、日本の「beatmania」と同年にリリース。内容もほぼ同一。
後に「complete MIX(1999年)」「complete MIX2(2000年)」が発売された。
(これらも日本版と、システム・収録曲も同一。)
業務用「HipHopMania」はこの3種類だけで、専門業者を通じて日本の「ビートマニア」シリーズ筐体が少数輸出されている。
なお、家庭用は「プレイステーション2」向けとして「beatmaniaIIDX」をベースにした物を発売、名称も「beatmania」に統一されている。

一方、欧州・韓国向けバージョンは「beatstage」という名称に変更されている。
これは『mania』という言葉が現地では好意的な印象を与える言葉ではないため。
同じような理由で「○○mania」と付いている他の「BEMANI」シリーズの名称にも変更が見られる。


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