海賊版筐体

大ヒットのゲームが出ると必ずと言って良いくらい、世界の何所かで現れる無断コピーゲーム。
所謂、「海賊版」ってヤツですね。中には訴訟にまで発展しているケースもあります。
「ビートマニアシリーズ」も例外無く標的にされていますが、特に「DDRシリーズ」は操作系が単純なためか、
世界中で見かけることが出来るようです。

ミニチュアネタが尽きてきそうになった頃、ネタ探しに資料を検索している内に色々面白い「海賊版」筐体を発見しました。
コナミが怒りそうな雑な造りの筐体もあれば、ファン達による熱意の篭った改造筐体等、思わずこちらが感心させられるネタも…
これまで「海賊版」のミニチュア化は避けてきましたが、ネタ補完のためにあえて禁断のネタを取り上げる事にしました。
ホントにシャレ程度で見て頂けたら幸いです(^^;ゞ
今まで「DDR」に類似した筐体ばかりでしたが、その他の海賊版筐体も今後取り上げていく予定です。
詳細不明な点が多いですが、もし、これらの筐体の詳しい情報を知っておられる方が居ましたら、ぜひ掲示板へ!!


魔法-Magic-

実機について 中国の某ゲームメーカーによる音楽ゲーム。

見ての通り、筐体デザイン・ゲームの内容など「jubeat」に酷似している。
収録曲は中国・台湾の歌謡曲、欧米・韓国・日本の楽曲など約70曲。
「jubeat」筐体と違い、カード挿入口が無い。

このミニチュア作品は、「魔法-Magic-」の続編とされる「魔法双屏-Macgic-」の筐体である。
最大の特徴は、本来の筐体上部のキューブに、メインモニターとほぼ同じ大きさの
縦型モニターが埋め込まれており、プレイ中の画像を後ろから見る事が出来る。
詳しいゲーム内容や稼働状況など、詳細は一切不明。

(参考資料「jubeat wiki」)

模型について 例に寄って、この筐体を発見した切っ掛けは画像検索でした。
その後、「jubeat wiki」に詳細が載っていたので、ミニチュア化に踏み切りました。
今回のミニチュアは、2007年春に製作したjubeatミニチュアの試作2号を改造したものです。
キューブ部分にモニター追加するだけで、工作時間は実質2時間弱w
メインモニターの画像は、本来のjubeatミニチュアは透明パネルを被せてますが、
こちらは直接シールを貼ってるだけで、実物に負けない手抜き仕様w
ちなみに試作1号は、これまで50個ほど製作したjubeatミニチュアの先駆者として、
今でも飾り棚の隅っこに佇んでいます。
戯言 jubeatシリーズの海外展開は、韓国・台湾・香港&マカオで『jubeat』が稼働中。
北米地域は『UBeat』でしたが、後に名称が『jukebeat』に変更されてロケテストを続行中。
そして去年の春から、中国で『楽動魔方』として稼動開始しています。

アニメ・漫画・ゲーム…
どの分野もそうですが、人気作品には海賊版が付き物で、この『jubeat』も例外じゃないようです。
最近『ニセ巨大ガ○ダム』騒動で話題になった、あの某国で堂々と稼動していると言う、
その名も『魔法-Magic-』…
制作会社のサイトを見ましたが丸パクリじゃねーか、これwww
丸パクリの筐体をミニチュア化しても面白くないので、今回は続編(?)の『魔法双屏-Macgic-』を
ミニチュアにしてみましたw
なんと、筐体上部のキューブに縦型モニターが埋め込まれていますw
見た目のインパクトも凄いですが、「プレイ中の画面を後ろから見学出来ない。」と言う、
本家『jubeat』の弱点だった部分を見事に克服していますw
それ以外の部分に『jubeat』との違いは殆ど見当たらないですねぇ。

『魔法-Magic-』の詳細は「偽jubeat」で検索するか、「jubeat wiki」を参照して下さい。
…正直、ちょっと触ってみたい気もするw
(^^;


DDR-belgium

実機について ベルギー在住のDDRファン達が製作した(と、思われる)改造筐体。
DancingStage EuroMIX2」の筐体をベースに、モニターを市販の大型モニターに交換。
モニターの上にはスポットライトと、ゲームタイトルを表示するマーキー(電光掲示板)が搭載されている。
フットパネルは「DanceDanceRevolution-solo2000-」から調達した物を2台接続。
内蔵ソフトは現地発売のプレイステーション用ソフトを使用しているらしい。
現地で様々なイベントで活躍している。
模型について ネタ探してたら、偶然発見しました。
ベルギー語(?)なんて全然分からないので詳細は不明です。ここでは都合上、海賊版として紹介していますが、
『海賊版』という扱いが失礼なくらい、彼らの熱意がヒシヒシと伝わる素晴らしい筐体です。
欧州地域は、日本や北米以上に「DDR」人気が高いのが伺えます。

"自分達の出来る範囲で業務用を越える筐体を作る…"
そんな彼らに敬意を表して、ミニチュアにしてみました。
本体部分は新規製作。フットパネルは実物通りに「DDR-solo2000」から。
まさか、余分に作ったものが役に立つとは…
彼らの活動の詳細については「ddrbelgium」で検索してみてください!!

※セキュリティ的な問題は発見されませんでしたが、ちょっと不適切な画像が散見されました。
上記のサイトを見る場合は自己責任でお願いします。


DanceDanceRevolution 3rdMIX(bootleg)

詳細不明。
日本国内版「3rdMIX」を輸出した物?
コナミロゴが無い。名前だけを拝借した別物の可能性も有り。

DanceDanceRevolution MegaMix(bootleg?)

実機について 『DanceDanceRevolution Extreme』がベースの海賊版(?)。
アメリカのディズニーランド内のゲームセンター『Starcade』に設置されている。
(詳細は英語版ウィキペディアの該当記事へ)

模型について 英語が苦手なため詳細は不明ですが、「フリーズアロー」の代わりに「freeze blocks」なる物が登場するらしいです。
(この作品の画面は、手元にあった適当な物を使ってますが)
良く見ると何故か、マーキー(看板)左上にコナミロゴが…

マーキーのグラデーション、上手く描けなかった…orz


DanceDanceKing!!

実機について 詳細不明。『WANLIYULE』と言うメーカー名らしき文字が筐体に書かれている。
中国製か?

模型について スピーカーカバーの穴の形が、オリジナルでは丸い形に開けられてますが、こちらは菱形になっています。
さらにその下には、スポットライト?っぽい用途不明の穴が各2箇所開いています。
良く見ると、タイトルロゴの後ろにある後光のような丸い背景の形も、オリジナルと異なります。
画面も収録曲も不明ですが、実物の写真からでも粗悪な造りが伝わってきます。

実物の写真を見た瞬間、思わず吹き出しそうになりましたよw


in the groove2

実機について 「STEPMANIA」と言う、有名なフリーソフトのダンスゲームを元に、
アメリカの「ロクソーゲームズ」という会社が"開発"したダンスゲーム。
一応、専用筐体が存在するが、看板やモニターパネル・フットパネルを
「DDR」筐体と交換出来るバージョンもある。
模型について DDRの亜流の中でも、かなり知名度が高いゲームですね。
情報によると、矢印が回転したり別のところへ移動したり、
4つ同時押し(両手足を使う)があったりするそうです。

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