キーボードマニア

実機について 2000年登場。
楽器メーカー大手「ヤマハ」と共同開発。通称「キーマニ」
2つの縦置き大型モニターの下に、片側24鍵のキーボードとホイールコントローラーが配置されている。
シリーズ中、最も入力ボタンの数が多い。
(ダブルプレイモードは、48鍵+ホイールコントローラー2つ)
操作感覚も、これまでの「BEMANI」シリーズとしては本物の楽器に近くなっている。
「3rdMIX」からは「ドラムマニア」を経由して「ギターフリークス」と共に「マルチセッションGDK」を構成して、
多人数同時プレイが出来るようになった。
しかし、鍵盤の数の多さから敬遠する人も多く、早々に撤去する店舗もあった。

韓国では「MANIA」という言葉があまり良い印象を与えないため、「KEYBOARD HEVEN」と言う名称に変更されている。

ちなみに、「ビートマニアII DX」の思わぬ人気に押される形でお蔵入りとなってしまった「ビートマニアII」の筐体は、
後に「キーボードマニア」へと再利用されたという噂がある。
(両者の比較はこちら)

代表曲…「Mighty Guy」-CHIHOMI-

模型について 模型は、実機が近所の「チルコポルト」に登場した頃(1999年末)、「ドラムマニア」「ギターフリークス」と共に製作しました。
この3種類の中ではシンプルに見えても意外と製作難易度が高く、かなり苦労しました。
特に鍵盤部分を含めて筐体下部の処理は厄介な部分でした。
鍵盤はプラ板をスジ彫りして、その上に細く切ったプラ板を貼って黒鍵部分を表現。
筐体上部のスピーカー部分はYシャツのボタン。
筐体横の装飾は手描き。画面と上部のマーキー(看板)は雑誌のコピーから切り抜き。

2007年夏、作品を修正。
・底部にスチレンボード(5mm)を接着して嵩上げ。

2008年春、マーキーを修正。
手描きの頃のマーキーにスペルミスがあったので張替えました。
おまけとして「2ndMIX」「3rdMIX」のマーキーと交換可能。画面も実機通りに直しておきました。
(このページ下を参照)

戯言 数ある「BEMANI」シリーズの中でも、作者一番のお気に入りです。
どう言う訳か「ビートマニアII DX」よりも鍵盤の数が圧倒的に多いにも関わらず、
初プレイで普通にクリアしてしまったため、すっかりのめり込みました。
「DDR」では兄や姪にすら足元にも及ばない筆者ですが、これは唯一と言って良いほど得意なゲームです。
ちなみにプレイスタイルは1P(左側)で、右手だけで鍵盤・左手でホイールを操作します。
残念ながら店舗からの撤去が思いのほか早く、大阪市内ではほとんど見掛けなくなってしまいました。

家庭用移植版も即購入したものの、画面構成が縦画面を強引に横画面にしているため激ムズ…。
一方、専用コントローラーはその大きさ・鍵盤の質感など、非常に良く出来ています。
唯一不満な点はと言うと、ホイール部分のスプリングの固さ。
アーケード版では左手の薬指で弾くようにホイールの操作をしますが、
この専用コントローラーのホイールは、あまりにも固くて同じ感覚で操作出来ません。

「ビートマニアII DX」のサウンドトラックを聴く度に「この曲がキーマニで弾けたらなぁ…」と、空しい妄想ばかりが頭に浮かびます。
今からでもいいから業務用の新作出ないかなぁ…


キーボードマニア2ndMIX

2000年登場。
前作よりもサイバーなイメージが強調されている。前作からの一部継承曲も含めて、全33曲収録。
前作の「ノーマルモード」が2種類に分割。オプションに「ヒドゥン(目隠し)」モードを追加。
「ライト」…演奏する鍵盤が半分(ホイールコントローラーが付いている側)のみになる。
「ライト+」…使用する鍵盤は「リアル」と同じ数だが、譜面の数が少なくなる。
この2種類のモードは、曲選択画面で切り替えが可能。
さらに隠しモード「プレッシャー」が追加された。6種類のコースから選んでプレイする(1つのコースで4曲演奏)。
画面下のエキサイトゲージが100%の状態で始まり、ミスをすると減るが順調に演奏しても一切回復しない。
ゲージが0%になるとゲームオーバー。インターネットランキング対応。(現在は終了)
前作同様、違う鍵盤を押した時のミス判定が厳しく(通称「空打ちMISS」)、リアルモードの難易度は非常に高い。

代表曲…「MA-SSA-RA」-natural bear-


キーボードマニア3rdMIX

2001年登場。
マーキー・画面デザイン等は同時期に登場した、「ドラムマニア4thMIX」「ギターフリークス5thMIX」と統一されている。
寒色系カラーの前2作から、オレンジを基調とした暖色系カラーとなった。
ゲームモードは「2ndMIX」を継承しつつ、若干内容が変更されている。収録曲は前2作からの継承曲を含めて40曲。

・「ライト」の1曲目はゲームオーバーにならない。
・「リアル」から「ライト+」へ変更が可能。
・「ダブルプレイ」時、片側の鍵盤を自動演奏させることが可能。
・空打ちMISSが無くなった。判定も若干緩くなっている。
・隠しモード「プレッシャー」のコースが、7種類になった。
画面下のエキサイトゲージが100%の状態で始まり、ミスをすると減るが順調に演奏しても一切回復しない。
ゲージが0%になるとゲームオーバー。インターネットランキング対応。(現在は終了)
「ドラムマニア」「ギターフリークス」を接続した「マルチセッションGDK」が構成出来るが、
3機種を同時に設置出来る店舗が限られることと、「キーボードマニア」の後継が続いていないため、
現状では「ドラムマニア」「ギターフリークス」のセッションプレイのみ継続されている。

代表曲…「Pink Rose」-Kiyommy+Seiya-


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