ザ・警察官-新宿警察24時-

実機について

―眠らない街、新宿歌舞伎町―
今日もこの街のどこかで強盗・殺人・傷害・密売といった様々な犯罪が行なわれている。
そして今回我々は、アメリカからの大量のけん銃密輸を目論む指定暴力団「極道会」の秘密取引の情報をキャッチした。
平和な市民生活をおびやかす暴力団犯罪と日夜戦う警察官たち。そんな彼らの勇姿を刻銘に描く…


コナミのガンシューティングゲーム。2000年登場。
筐体上部を覆うフレームにモーションキャプチャーセンサーが付いており、プレイヤーの動作・姿勢をリアルタイムで把握する。
一部のガンシューティングでは、プレイヤーが敵の攻撃を回避するため付属のボタンやペダルを押す必要があったが、
このゲームはプレイヤー自らが動いて敵の攻撃を避けて進めなければならない。
実際にその場で屈んだり壁際や物陰で弾丸を避けながら迎撃する等、緊迫感のある銃撃戦が楽しめる。
家庭用ゲーム機「プレイステーション2」に移植された他、2001年には「ザ・警察官2-全国大追跡スペシャル-」と言う続編も登場した。

北米版は「police911」、欧州版では「police 24/7」と言う名でステージ順が国内版と一部逆になり、外観も変更されている。
同様のシステムを用いた派生系として「mocap boxing」が存在する。

作品について 製作法は言うまでも無く、これまでの一連のミニチュア作品と何ら変わった所はありません。
強いて言うなら上部フレームを支えている両側の丸い柱。この部分は今回初めてタミヤの「透明自在丸棒2mm」を使用しました。
名前の通りに素手で自在に曲げる事が出来るプラ棒で、コレまでのように熱を加えて曲げる必要も無く、
炙り過ぎてフニャフニャになる心配も無いので、ストレスフリーで作業が進みました♪
あまりにも便利なので、他のミニチュアにも多用しています。
ガンコントローラーはプラ板の小片を切削した物。実際に筐体に付いているホルダーに抜き差し可能。
マーキー下の赤色灯は透明ランナーの削り出し。

筐体そのものの製作難易度は高くないんですが、問題は筐体のあちこちに描かれた様々な文字。
思い切って省略も考えましたが、良く見ると特殊なフォントでもないので、
例に寄ってwindowsのペイントで自作して印刷。自画自賛ですが意外と上手く描けてるかも…
特に「逮・捕」の部分は自信作です(笑)

戯言 作者は意外とガンシューティングが好きでして、古くは家庭用ゲーム機「システム10(エポック社)」付属の光線銃から始まり、
ファミコン光線銃・スーパーファミコンのスーパースコープ、業務用ではバーチャコップ(セガ)リーサルエンフォーサーズ(コナミ)
マッドドッグマックリー(カプコン)・サイレントスコープ(コナミ)・ゴルゴ13 (ナムコ)・ガンブレードNY(セガ)・ガンマニア(コナミ)
最近では「Wii」のゲームソフト「ゴーストスカッド(セガ)」や、「ゴーバケーション(ナムコ)」の射撃系スポーツで遊んでたり、
業務用・家庭用問わず色々と楽しんでいます

話を「ザ・警察官」に戻しまして…
大抵のガンシューティングでは強制スクロールでゲームが進行しますが、敵の攻撃を避ける手段が無いに等しく、
敵が現われた瞬間に迎撃するか、敵の命中率の低さを祈ってやり過ごすかしか無く、
ガンシュー特有とも言える融通の利かなさがプレイ中のストレスに繋がったりするワケですが、
自分自身で能動的に攻撃を避けるという、このゲームは正に革命的でした。
この頃は第一次BEMANIブームとも言える時期で、様々なBEMANI筐体が店内に所狭しと並べられていました。
作者も丁度「キーボードマニア3rdMIX」に熱中していた頃で、キーマニの順番待ちを兼ねて、
ほぼ同じ頃デビューした「ガンマニア」共々プレイしてました。

因みにこのゲームでの作者の射撃スタイルはちょっと特殊でして、某ハリウッド映画での某刑事の構え方で、
銃身を90度横に傾けて撃つシーンがカッコ良くて真似してました(笑)
実は作者の兄がPS2版を持ってまして、この解説記事を書く前に久々に遊んでみたら、
延々とスクワットやってるような状況だからか、終わった後は足が筋肉痛で3日間くらい悶える事に…


ザ・警察官2-全国大追跡スペシャル-

実機について

日夜、絶える事のない暴力団犯罪。様々な手口で拡大し、日本列島を襲う!
大阪・博多・新宿・神戸・名古屋・札幌…
全国都道府県警察合同による、必死の追跡捜査が開始された!
ついに犯人の姿に迫る!彼らの目的は一体何なのか!?
目を覆う凄惨な事件現場、そこに繰り広げられる地獄の光景を見た!
さらに今回の事件には、あの有名な香港の巨大犯罪組織が絡んでいることが判明!
そしてその裏側には、なんと意外な黒幕の存在があった!!


2001年登場。
上記の「ザ・警察官」の事件から一年後と言う設定。
タイトルの通り、大阪・博多・新宿・神戸・名古屋・札幌など各主要都市が舞台となる。
プレイヤーは「巡査」「刑事」「婦人警官」「特殊部隊」等、射撃性能が異なるキャラクターから選択する。
スタート地点も任意で選択可能だが、選択次第ではステージの展開が若干変わる。

police 24/7

実機について 2000年登場。
上記の「ザ・警察官」を欧州地域向けにローカライズされたもの。
筐体の基本構造は変わらないが、外観が大幅に変更されている。
ステージも一部異なる。

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