(静岡・長野)
小赤石岳から赤石岳を望む 富士見平から荒川三山を望む
(2005・7・22〜24)


南アルプスを縦走しました。


 赤石岳は5年前につづき2度目の登山となる。
夜8時過ぎに名神吹田ICから入り、東名静岡ICで下りた。
赤沢を通り、井川方面から畑薙第一ダムを目指す。ダムに着いたが車は1台もない。
前には橋の上にもいっぱいだったのに、どこに止めたらいいの〜。
明かりのついている事務所に聞きに行った。手前に駐車場があると聞いて、引き返す。
午前3時になっていた。

1日目
 朝が来て、6時前に上の道から声がした。「6時30分にバスを出しまーす」臨時便のようだ。
急いで仕度をしてバスに乗った。運転手の横にやっと座れた。
新しい駐車場は3年前に出来たと聞いた。

7時20分椹島ロッジに着いた。ここでゆっくり朝のおにぎりを食べて準備を整え、さあ出発。
滝見橋を渡って登山道を進む。清水平で休憩し、蕨段を通り、歩きやすい道をひたすら歩く。
だんだん足が辛くなりかけた頃、木々の間から赤い屋根の小屋が見えた。
お花畑の中を通り抜けて千枚小屋に到着。部屋は2階で、出入りは外の階段からだった。
外の椅子で休んでいると、ポツポツと雨が・・・
雨のあがった荒川小屋 ハクサンイチゲの広大なお花畑
霧の悪沢岳山頂 テガタチドリの群生

2日目
 5時朝食。そして出発。足元が濡れている。千枚岳、丸山、と越えて行き、悪沢岳(3141m)に到着。
あいにくと霧の中で、小高い丘の上のように見える。
中岳避難小屋も近いと思われるあたりで、とうとう小雨が降ってきた。
中岳に到着、そして前岳へ向かい、次は荒川小屋を目指す。
岩場をどんどん下って行くとお花畑が広がっている所に出た。
白いハクサンイチゲと黄色いシナノキンバイの群生。見事なお花畑だ。写真に収めてさらに下る。
やっと荒川小屋が見えてきた。

 いつか雨も止んでいた。小屋の前で昼食をとる。千枚小屋のお弁当はいなり寿司だった。
近くの水場で水を汲んで出発。平坦な道が続いて、大聖寺平までラクラク歩き。
大聖寺平で大きい石を見つけて座り、休憩。
バスの中で運転手の後ろに座っていた男性2人と一緒になった。岐阜県から来たと言っていた。
ここからが急登の始まりだ。小赤石の肩まで砂礫の急坂をジグザグに、何度も休みながら登る。
やっと小赤石岳に着いた。それから40分ほどで赤石岳(3120m)に登頂。
雨は止んでいたが、見晴らしは残念ながらきかない。
大きな鍋と水に浸かった飲み物が置いてある。無人の販売所らしい。
山頂のすぐ下の赤石避難小屋のものと思われる。3時にこの小屋に入る。

前回は赤石小屋に泊まったので、今度はこちらへ泊まる予定にしていた。
千枚小屋で一緒だったご夫婦もいた。岐阜県の男性2人も後から来た。
小屋の主人は「今日はたくさんで嬉しい」と言っていた。ここが出来て2番目に多いらしい。
食事も注文すればラーメンでも牛丼でもいろいろと出来る。
本には出ていないが、それは避難小屋だからだとか。

3日目
 5時過ぎに小屋を出発。霧雨である。這い松の富士見平を通過し、赤石小屋前に着いた。
登山客のいなくなった小屋はひっそりとしていた。ここで朝食のパンを食べて休憩。
雨はもう止んでいた。下りはさすがに急降下。岩と木の根っ子の道をどんどん下る。
こちらから登ってくる人にはめったに出会わない。やっぱり千枚の方からが多いんだなあ。
椹島に着いて、11時のバスに間に合った。男性2人組とまた一緒になった。
畑薙ダムの駐車場に着いたら、なんと車も隣だった。
2人にICへの近道を案内してもらい、掛川より東名に入って、帰途についた。
1日目
椹島(7:50)→登山口(8:00)→清水平(10:40)→蕨段(11:45)→千枚小屋(14:10)

2日目
千枚小屋(5:25)→千枚岳山頂(6:15)→悪沢岳山頂(7:50)→(10:55)荒川小屋(11:30)→
小赤石岳山頂(13:55)→赤石岳山頂(14:40)→赤石避難小屋(15:00)

3日目
赤石避難小屋(5:10)→赤石小屋(7:25)→椹島(10:40)
 


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